ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

2014-01-01から1年間の記事一覧

Make a dice, make a choice.

やっぱりお休みは、3日あるとちょうどいい。1日目は近場で遊んで、2日目は少し遠出をして、3日目はひたすら家と仲良く。最高である。 3日間一度も家から出ない、というのもそれはそれでしあわせな過ごし方だけれど、楽しいことで外出する機会がこの2ヶ…

うみのごはん

夏になると、帰省をする。特にこの時期、と決めているわけではないけれど、海が見たいなと思うと、近場で探すよりいっそ帰郷した方が早いので、なんとなく夏になると地元に帰ることが多い。 今年の帰省は、初めて行く場所がいくつもあって、それがとても新鮮…

Back to Normal

狂乱の9月頭が終わり、気づいたらなんともう9月も半ば。8月終わりからは、自分が何をやっているのかわからないほどに忙しかったけれど、とりあえず3連休なので、心行くまで休もうと思う。 毎日斜めになって帰りながらも、そろそろやってくるはずだと、毎晩…

温泉、父の誕生日、ビール、そしてサイダー

父の誕生日のことを書く。父の誕生日に、月明かりの中でサイダーを飲んだ話だ。 毎年夏の終わりにある父の誕生日は、わたしと妹が学生だったころ、新学期前のどたばたの割を食ってちっとも祝われずにいた。挙句の果てに、祝うどころか正確には何日なのかとい…

夏の終わり

9月になった。名実ともに、秋である。風が涼しくなってきたので、俄然、お酒がおいしい。 今日の晩ごはんには、今年はじめての秋刀魚を焼いた。魚焼き器の中で秋刀魚はいい音を立てて皮をはじけさせ、「生クリームのような」というお父さんのそれをめざして…

口紅1本、香水1瓶、それから文庫を2冊だけ

身軽な人生はきっと素敵だと、ずっと思っている。でも、ちっとも物は減らなくて、引っ越しをするたびにダンボールの量に呆然としてしまう。 たとえば、幼稚園のときにもらったロザリオ(ばらの匂いがする)、小学生のときにもらったさかなの骨のネックレス、…

10年前と、今と

数年ぶりに、昔読んでしっくりこなかった本を、読み直した。 そういうことはときどき会って、さっぱり響かなかった本が半年経つだけで、恐ろしいほどぐっとくるようになっていることもあるし、10年ぶりに読み返しても、「ああやっぱりわからないわ」という気…

Winter, spring summer or fall.

最近、「定番」というものについて、よく考える。 わたしは季節によって、わりとはっきりと香りを使い分ける方で、夏になるとつけたくなる香水、冬になるとつけたくなる香水というのはすぐに思いつくけれど、一年中いつでもつけたい香水というのは、実はぱっ…

最初は低温で、だんだん熱を上げて

金曜日の晩、生まれて初めて、春巻きを揚げた。 春巻きというと、中からアジアンな具がぼそぼそと出てきて、なかなか噛み切れない揚げ物、という印象しかなかったのだけれど、後は揚げるだけという状態で届いた手作りのそれは、しそとチーズ、あるいは、しそ…

「ひとつでいいです」

花とはずいぶん、縁遠い生活をしてきた。 実家は母が忙しいという理由で、そして、すぐ枯れてしまうと悲しいという理由で、花にはあふれていたけれどすべて造花だったし、学校で毎年あった「ひとり一鉢」という制度では、毎回、夏休みを待たずして枯らした。…

27th

この間、ひとつ年を取った。27になった。 27歳という数字は、わたしにとってちょっと特別で、なぜならずっと、「27歳になったらむしろ若く見られるよ」と言われ続けてきたからである。 背が高いせいか、顔立ちもときに可愛げがないと言われるほどしっかりと…

Like a Circus

圧倒的にのんびりしている。 土曜日は4時前までだらだらと遊び、結局、日曜日もお昼前まで爆睡。お昼まで眠るのなんて1ヵ月ぶりで、心行くまで冷房の効いた部屋で惰眠をむさぼった。本も読めないほどのだらけ具合。 時計が12時になるのを眺めながら、ようや…

たしかに、愛はある

この日記では休日のことばかり書いていて、お休みというのはわたしがこの世でいちばん好きなものなので、できれば日記くらいは好きなもので埋め尽くしたいと思っている。 とはいえ、楽しいことがあったのが平日だからと言って書き留めないのは不公平なので、…

真夏は168cmの世界

暑くなると、わたしは少し、背が低くなる。 冬は凍えそうになりながら、かつかつとハイヒールで道路を蹴って歩くのが好きだけれど、夏は断然ぺたんこである。何もがんばらず、できればぺたぺたと歩きたい。 オフの日にはできる限りストッキングというものを…

夏と少女と扇風機

ほとんど休みなしのままこの1ヵ月間を駆け抜けて、振り返ってみると楽しかった思い出は平日優勢で、土日信仰を持つわたしとしては、少し悲しい。 8月も半ばになって、ようやく8月に入ってはじめて、のんびりとした土日を家で迎えていて、嬉しさのあまり、…

物語めいた街、青い看板

これからしょっぱい週末が続くので、いい週末について書く。 これが上京した人にとって、一般的な状況なのかどうかはわからないけれど。東京に住み始めてもう8年以上(!)経つというのに、未だにわたしは降りたことのない駅の方が多い。 たとえば名前はよ…

左手首に幸運を

楽しいときにしか身に着けないからこそ、奮発して選びたいアクセサリーがある。 その代表がバングルで、同じ腕に着けるアクセサリーのブレスレットよりも、数段浮かれた響きのあるこの装身具は、基本的にお休みの、それも出かける用事のあるお休みにしか、到…

My Cheesecake Nights

昨日の夜、チーズケーキについて思いを馳せたせいで、今、おいしいチーズケーキが猛烈に食べたい。 チーズケーキは、すべてのケーキの中で、もっと堅実なケーキだと思う。多くの場合、クリームもフルーツもチョコレートものっていないし、工程もただ材料を混…

夏の匂いのするお芝居

THE ICEを待っている間に、たまっている日々の記録など。今日も結果的にはすっきり晴れ、窓の外には、見慣れた夏日が広がっている。梅雨明けはまだもうちょっとかかりそうだけれど、そう遠くはなさそう。 近いところから振り返ってみると、先週の日曜日。こ…

ビビッドイエローの誘惑

3連休。夢のような言葉である。 先週末は2日ともよく遊び、来週も土日ともに予定が入っているので、この3連休はひたすらだらけている。 天気も悪いし! と思っていたら、最初の2日は意外にも太陽が見える時間帯の方が長くて、先週はちっとも回せなかった…

金曜日、日比谷でビールを

週末。月曜日の朝8時から、既に待ち焦がれていた週末。 お休みに合わせたように、約1週間ぶりの一日続くいい天気で、朝から久しぶりに洗濯ができた。朝の10時には、もう暑いくらいの日差しで、それでいてまだ風が抜ける清々しさは夏の始まりのそれであり…

凛々しいチュール

平日も休日も、いつの頃からか、だいたいスカートを穿いている。 夏は少し動くとぺたりと脚にまとわりついて暑いし、冬は寒いけれど中にタイツを穿くは煩わしいしで、一年で、春と秋の季節のとてもよい何日にしか、この数年、パンツスタイルをしていない。 …

午後9時のハンバーガー

「晩ごはんに何が食べたい?」と訊かれて、実際には口に出さないけれど、結構な確率で実は、「ハンバーガー」という答えが出る。 それはたぶん、ちょうど上京したあたりで、グルメバーガーという言葉が流行りだしたからだと思う。1,000円以上するハンバーガ…

おやすみサングラス

ずっと、サングラスがひとつ、欲しいと思っていた。 東京だと、海へ行かなくたって、観光地に行かなくたって、そろそろこの季節になると、街のど真ん中で、たくさんのサングラスを品定めすることができる。 この数年、都会の交差点でばかりサングラスを見て…

おいしいミステリ

読書の梅雨である。一年の内、いちばん本が進むのがこの季節で、窓の外をしのしの降る雨の音を聞きながら、涼しくて安全な部屋の中でぱらぱらとミステリを読むのは、至福の時だと思う。 最近購入したのも、硬軟はあれど、ほとんどがミステリなのはそのせいか…

わたしがピアスを開けない理由

ときどき、今のご時世、耳に穴の開いていない20代の女性は、時代劇にいつか出たい女優と自分くらいなんじゃないか、と思う。 特に絶対開けないというポリシーがあるわけでもなく、なんとなく機を逃したまま10代が終わってしまって*1、もう今更突然ピアスを開…

6月のホットチョコレート

土曜日、人生でいちばんおいしいホットチョコレートを飲んだ。 6月の土曜日にホットチョコレートを飲むことは、人生においてそんなにない。 家で作る飲み物も、どんどん冷たいものばかりになってくる時期だし、なんならついついソーダやジンジャーエールを…

つま先分の夏

ちょっと気を抜いたら、あっと言う間に半月が飛んで行った。祝日のない6月も、気づけば折り返しである。とはいえ、海の日まではまだ1ヵ月強あるわけで、毎年この時期になるとカレンダーの赤い日の偉大さにくらくらする。 夏休みという概念がなくなったここ…

8年目のテーブル

夏日の土曜日、ダイニングテーブルが、やってきた。 5月後半の2週間、平日は飲み会やら、休日は予定が入っていたりでばたばたとした中、何個かお店を巡り、めぼしいものを見繕い、値段におののいたり、サイズに首を傾げたり。 そして、結局、一年前に「これ…

Wish List

またしても、週末。来週からぱたぱたと予定が入っているので、今週末は心行くまでだらけて過ごした。 家でパソコンを開いていると、なんとなくネットショッピングのサイトなどを覗いてしまい、怒涛の舞台散財が終わってしまったら、ようやく物欲がわいてきて…