ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ありふれない物語

単純に嗜好の問題として、わたしはハッピーエンドが好きだ。 単純な話が好きだし、ベタな話が好きだ。どこかで聞いたようなストーリーが好きだし、換骨奪胎すれば昔話のあらすじになってしまいそうなプロットが好きだ。奇をてらうのは、キャラクター設定や、…

秋のごはんは家ごはん

特に大きな予定はなかった週末だけれど、食事の予定だけは立てていて、今週末は、久々に家で食べようと決めていた。 その志の一因として、この2週間、とみに外食が多かったのもあるけれど、久しぶりに読んだ『木曜組曲』の中で、家の中にいい香りが充満して…

プラリネクロワッサンとただの趣味

木曜日。この秋2度目の秋刀魚を焼いて、食後には、今年初の梨を剥いて、食卓はすっかり秋気分。 夏に来た大きなダイニングテーブルも、家庭らしい料理を載せるのが、だいぶ板についてきて、生まれて初めて食べるホワイトアスパラガスの缶詰に舌鼓を打った。…

27歳の#56

休日はできる限りすっぴんでいようと、隙あらばファンデーションをさぼるし、平日は5分でも長く寝ていたいがために、毎日F1のピット作業のような速さでメイクを終えるしで、ちっとも熱心なメイクマニアとは言えないのだけれど、コスメを集めるのはどちらか…

Starting Over

休んでちょっと働いて、また明日は休み。カレンダー通りの飛び石連休だけれど、恋人が夏休みとまとめて休みを取り、今年何度目かの帰省をしていることもあって、ひとり精力的に遊び歩いている。 休日の晩ごはんも、ひとりなのをいいことに、まるで大学生にな…

秋の紅茶、夏のガラス瓶

家へ帰ってきて、ひと段落ついて、窓を開けたときに飲みたいなと思うものが、お水やお茶、そしてコーヒーから紅茶に変わると、「秋だな」と思う。 My Littel Boxに入っていたTHEODORの紅茶を飲みながら、ぱらぱらと雑誌をめくったりしていると、秋がやっぱり…

何度目のいい土曜日

今までずっと、いちばん素敵なのは金曜日の夜だと思っていたけれど、3連休に限って言えば、土曜日の夜がいちばん輝かしい。 今晩深くまで遊んで日曜の午前中がなくなっても、まだもう一度“休日の朝”はやってくるのだ、という安心感。あるいは、たとえ今晩満…

Just a Treat

3連休中日は、久しぶりに夢の国へ。 先週思いついたときには、ほんとうに行くことになるとは思っていなかったけれど、意外に行けそうな元気さかも、ということで、土曜日の晩に本格的に作戦会議をした。 思いついてふらっと行けないことはない距離だし、実…

Make a dice, make a choice.

やっぱりお休みは、3日あるとちょうどいい。1日目は近場で遊んで、2日目は少し遠出をして、3日目はひたすら家と仲良く。最高である。 3日間一度も家から出ない、というのもそれはそれでしあわせな過ごし方だけれど、楽しいことで外出する機会がこの2ヶ…

うみのごはん

夏になると、帰省をする。特にこの時期、と決めているわけではないけれど、海が見たいなと思うと、近場で探すよりいっそ帰郷した方が早いので、なんとなく夏になると地元に帰ることが多い。 今年の帰省は、初めて行く場所がいくつもあって、それがとても新鮮…

Back to Normal

狂乱の9月頭が終わり、気づいたらなんともう9月も半ば。8月終わりからは、自分が何をやっているのかわからないほどに忙しかったけれど、とりあえず3連休なので、心行くまで休もうと思う。 毎日斜めになって帰りながらも、そろそろやってくるはずだと、毎晩…

温泉、父の誕生日、ビール、そしてサイダー

父の誕生日のことを書く。父の誕生日に、月明かりの中でサイダーを飲んだ話だ。 毎年夏の終わりにある父の誕生日は、わたしと妹が学生だったころ、新学期前のどたばたの割を食ってちっとも祝われずにいた。挙句の果てに、祝うどころか正確には何日なのかとい…

夏の終わり

9月になった。名実ともに、秋である。風が涼しくなってきたので、俄然、お酒がおいしい。 今日の晩ごはんには、今年はじめての秋刀魚を焼いた。魚焼き器の中で秋刀魚はいい音を立てて皮をはじけさせ、「生クリームのような」というお父さんのそれをめざして…

口紅1本、香水1瓶、それから文庫を2冊だけ

身軽な人生はきっと素敵だと、ずっと思っている。でも、ちっとも物は減らなくて、引っ越しをするたびにダンボールの量に呆然としてしまう。 たとえば、幼稚園のときにもらったロザリオ(ばらの匂いがする)、小学生のときにもらったさかなの骨のネックレス、…