ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

令和。穏やかに新元号を迎えて、夢のようにのんびりとした日々を過ごしている。働き始めてから何回でも思うけど、休みが続いて飽きることなんてない。

なんだか2019年はお正月が2回やってきたみたいで、わくわくする。なにか新しくしたくて、チークを新調した。

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手に入れたときには既に在庫限りという感じだったので、ずっと寝かせてしまっていたもの。YSLのクリームブラッシュ。

色は、No.9ベビードール。

わたしが実際に香水を身に纏える年齢になる前、ものすごく流行っていた、平成を代表する香水と同じ名前。あの香りのイメージと同じくらい、スイートなピンクで、手に取るとふわっとムースっぽく解けていく。

https://www.instagram.com/p/Bw9ciLtAHql/

YSLはゴールドがメインのパッケージが、ほんとにバブリーでかわいくて好き。またいつか、シルバーが好きになる年代が来るのかなと思うけれど、20代からずっと今のところは断然ゴールド派が続いている。

平成の最後はずっと、ラデュレのロマノフの秘宝みたいなポットに入った#04(くすんだパープルっぽい色味)を使っていたので、ぱあああっと春らしいピンクが頬に乗っているのが新鮮。

ラデュレもとても気に入っていたから、レフィルを買い足して、令和でもまた使うつもりではあるけれど。

 

そして、その流れで(?)、大晦日にはできなかった断捨離をしてみた。はー。平成最後に何をするかずっと迷っていたのが嘘みたいに、これしかなかった! という達成感。

一番の成果は、平成をいっしょに楽しんだ服で、もうぜったいに着ないであろう……というものを処分したこと。

判断基準は明確で、好きだけれどもうくたびれてしまったもの、それから今年の秋冬一回も袖を通さなかった秋冬もの、そして気に入っているけれどもう丈が短すぎるもの。いろいろやりやすい基準はあるだろうけれど、わたしにとっては、「丈」がけっこう画期的だった。

 

令和最初の外ごはんは、牡蠣。

https://www.instagram.com/p/Bw9cVbLgwzF/

新しい時代は、守りに入るよう攻めようと思って……というのもあり、そもそも平成中にしておきたかった牡蠣でおなかをいっぱいにするというのを、やり残していたということもあり。

他にももうひとつ、平成にやり残していたことを達成できて、令和1日目は平成の後始末をするような1日だった。

それにしても、物心ついてから20年くらいは平成があったわけだけれど、ちっとも決心がつかなくてできなかったことが、こうやってするりとできたりするわけだから、元号が変わるってやっぱりすごいことだな、と卑近な感動をしている。

新しい時代が、穏やかな春の日のようなものになりますように。

 

ほんとうに平成のラスト一時間は何をしようかな、と思って、子どものころに大好きで、大人になってから改めて買い求めた本を読んで過ごすことにした。

https://www.instagram.com/p/Bw4dhoLg7L8/

おちゃめなふたご』と『霧のむこうのふしぎな町』の2冊。

ブログの説明文に引用している「いつか想像してた未来と今が少し違っていたって」は、ものすごく大ファンというわけではないけれど、世代であるV6の一番歌詞が残っている歌。

この本を読んでいたときに描いていた未来と、「今」が少し違っていたこともあった。でも、いろいろあって、その未来よりも良い「今」に辿り着いている気がする。

新しい時代にも、またこの歌が身に沁みる季節があるかもしれないけど。あんまり焦らずに、のんびり進んでいこう。