ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

渇いた冬の気付け薬

乾燥とは縁のない人生だったのに、今年はなんだか乾いている。 それが不思議なことに、右手の甲と唇だけで、たとえば左手の甲だって既にもう感想の気配もない。 あまりに局所的で、理由がよくわからないまま、乾燥したのを放っておくのもいやで、珍しくこま…

不意打ちのダークグレー

雨の土曜日。がちゃりと玄関で鍵の開く音がして起き上がると、朝ごはんを手にした恋人が、リビングをぱたぱたと片付けていた。朝の9時。 昨夜は遅かったせいで、なんだかまだまだ寝たりない気持ちのわたしとは違い、忙しく立ち働く手足からは、既に外の匂い…

TV, movie, drama and movie!

最近、読書はちょっとお休み。 文庫を持ち歩く元気がなく、kindleに入れた『木曜組曲』をちょこちょこ読み返しているくらい。 それもなかなか集中できなくて、休日も、本ではなくTVばかり付けている。 今朝は、『トムとジェリー』を流しながら、リビングで…

お湯に溶けてくイエローなオレンジ

平日、湯船にお湯をためる夜は、ほぼないと言っても過言ではないけれど、まだ明るいうちにお湯をためる休日は、意外と頻繁に訪れる。 寒い冬の日、天気のいい休日に、たっぷりお風呂に浸かって、カーテンをしていてもなお真っ白な部屋の中、熱いくらいだ、と…

春一番のバレンタイン

バレンタイン*1が日曜日なんて、2016年は、なかなかスイートなカレンダーだと思う。 もっとも、木曜日も祝日だったせいで、なんだかここ4日くらい、ずっと夢現で過ごしている。 とはいえ、くっつけて連休にするような余裕のあるスケジュールでもなく、ふつ…

むらさき色のちいさな例外

キャラものは、好きじゃないはずだった。 だから、一時期のpaul&joeの怒涛のディズニーコラボをやり過ごし、もうキャラもののコスメを使う機会はないだろう、と思っていた。 セーラームーンや、ベルサイユのばらのアイライナーにときめく気持ちもあるけれど…

平日の朝、8:03の悲劇

平日の朝、壊れて欲しくないものは、iPhoneだと思っていた。アラームも、起きてから時刻を知るのも、電車の中での暇つぶしも、遅刻をするときの連絡も。全部、わたしはこのちいさなスマートフォンに頼っている。実際、前使っていたiPhoneが壊れたときには、…

ラジオのこと

ある冬の日のこと。 東京にいては、なかなか冬が来たなあという実感がわかないから、というわけではないのだけれど、冬を実感しに、確実に寒いところへ行ってきた。 これが、2016年、最初の旅行になる。去年の最初が、ばたばたが収まった後の3月だったこと…