スタートダッシュは向いてない
2018年。
例年、年が明けてからは怒涛なのだけれど、今年もようやく一息つける…と思ったら1月が半分終わっていた。あけましておめでとうございます。今年は健やかで穏やかな一年になりますように。
今年も、引き続き自分のためだけに綴り続けるただの日記ですが、よろしくお願いいたします。
東京で紅白を観て、年を越し、翌朝ずいぶん早い時間に起きて、始発の飛行機で元旦に帰省をした。去年からこのスタイルにしていて、とっともリーズナブル。
去年は夕方の便で帰ったので3日までいたのだけれど、今年は始発なので2日の夜に帰る段取り。
ところで、朝一番の羽田空港はびっくりするくらい混んでいて、お土産屋さんも全部開いていた。久しぶりに、朝イチの帰省で、ちゃんと手土産を買えたかも。大好きなベルンを両祖父母宅に買って帰る。
なにか朝ごはんも買おうかなと思ったけれど、空弁でたのしみにしている天むすが見つからなかったので、スキップ。どうせ帰省したら、ずっとなにかを食べていることになるだろうし。
搭乗は相変わらずバスでドナドナコース。早めに起こしくださいというアナウンスに素直に従い、エスカレーターを降りる。でも、いつもだとげんなりするこの移動も、この日はちょっと特別だった。
2018年最初の朝の澄んだ空気の中、飛行機の横でバスを降りると、まっすぐ向こうにきれいな富士山が。
うっかり加工したら見えなくなってしまったのは、ご愛嬌。
いっしょにバスを降りた人々も、みんな飛行機の中に急ぎながらも、少し立ち止まって順番に写真を撮っていた。
行きの便の中でちょっと書き物をしようと思っていたのだけれど、いざ乗ってみると、ぐいんと睡魔がやってきて、あ、wi-fiずっと無料で使えるんだ……と思ったのを最後に、こてんと寝落ちていた。
予定の15分遅れくらいで、着陸。
いつもの通り、空港まで両親が車で迎えに来てくれていたので、そのまま恒例行事になりつつあるこんぴらさんへ行くことに。朝ごはんは、通り沿いにあるスターバックスで食べることになった。
今年最初のごはんは、ホットのチャイティーラテに、フィローネのハム&マリボーチーズ。母が食べたいというので、バターミルクビスケットも温めて、生クリームを添えてもらった。
そういえば、なにげに人生初のティバーナだったなぁ。おいしかった。でも、スパイスの味がするもの口にすると、なんとなく新年というよりはクリスマスよりのホリデーシーズンという感じがする。
その後は、延々と近況報告を聞きながら、香川までドライブ。
フィナーレ!
大晦日。
早いもんだなぁと思いつつ、先週くらいから2017年はロスタイムな感じだったので、やっと終わるという気もしている。
最後怒涛のように、いいことが駆け込みであった2017年。全体的には、派手な一年ではなかったのに、終わりよければ全てよしだなぁ、ほんとに。
去年と同じく、年越しは東京で。
去年はわくわくしてたけど、今年はもう慣れた気持ちでいるのが面白い。東京で迎える、二度目の大晦日。そして、新年。
昨日は、おいしいごはんでプチ忘年会的な何かをしたのだけれど、人・人・人!
勝手に、東京の年末年始は、静かだと思っていた。渋谷や新宿はちがうんだなぁ。クリスマスと同じくらいの人混みの中を歩いて、予約していたお店へ。
ついてしまえば、お店の中は快適で、たっぷり食べておしゃべりをして、帰路につく。
人混みからは、やっぱりちっとも年末感を感じられない。
出かける前に観た、この映画が、年末感のピークだったかも。
登場人物のひとりに、大晦日に年始に作った「今年のTo Doリスト」を全部叶えようとする女の人が出てくる。
以前見たときは、ちっともピンとこないエピソードだったのに、今回は出だしの時点で泣いてしまった…。
そして、年末っぽいことと言えば、29日おやすみ初日には、夜中まで大掃除をした。
ずっと物置状態になっていた書斎を徹底的に整理して、模様替えまでして、書斎に住みたいくらいの快適さに。
カラーボックスから大量のコートやニットも出てきて、衣替えもようやく完了。
忙しい時期、届いてそのままになっていたMy Little Boxもちゃんと全部開けて、箱もお気に入りのものだけ選抜して、すっきり。
ドアを拭いたり、キッチンの掃除をしたり、というのは明けて30日にした。
大晦日の今日は、ただただ今年を締めくくるたのしいことだけする予定。
さあ、2017年のフィナーレがやってくる。
しずかな土曜日
またしても、土曜日。
金曜日はけっこう深い時間まで働いたけれど、目覚めはさわやか。飲み会帰りで酔っ払っていた恋人がどんよりしているせいか、自分がぴかぴかの土曜日を迎えられたような気がしている。物事はなんでも比較の問題だ。
ブランチはいつもの定番メニュー。
これに、クノールのポタージュを足してON朝食。
この時期はふだんパンを食べない人も、パンを買うチャンスだからか、いつものパン屋さんのパンも気合が入っていて一年でいちばんおいしい。
スクランブルエッグは、ちょっとマヨネーズが足りなかった。先週の夢のようなおいしさに比べると、若干パンチの足りない味。
冷蔵庫からたまごとバターとマヨネーズを出し、バターをバターナイフで切ってちいさなフライパンで温め、それが焦げ付かない前にと慌てて卵液を作ったら、ちょっと入れる量を間違えたみたい。
上からマヨネーズを足してもよかったのだけれど、なんとなく、塩コショウを足して食べる。
パンを買いに行く前に回した第一弾の洗濯物が出来上がっていて、それをほしながら、ようやく本格的に目が覚めた顔をしている恋人が手紙を書いているのを、横目で眺める。
来年の相談をいくつかして、わくわく。やりたいことが具体的に何個か出てきて、忘れないようにメモをつける。
その後、明るいリビングで、わたしは久しぶりに再読ではない読書を。まだ途中までしかよんでいないけれど、ここまではとにかく静かで、少しへんてこな物語。
午後は手紙を出しに行って、そのついでにコーヒーを買って家に帰る。
たぶん、今年最後のジンジャーブレッドラテ。休日のスターバックスは、ぎゅうぎゅうに混んでいた。
天気が良くて、思ったよりも遠回りをして散歩をしてしまったら、家に帰ると暑くておどろく。そして、それが10分もしない間にするっと冷えるのに、またおどろく。
晩ごはんは、またしてもお鍋。
平日は、いろんなメニューで晩ごはんを作ってもらったというのに、わたしはいつもお鍋で申し訳ない……。
味噌ベースの鍋と、かしわ出汁ベースの鍋をふたつ作って、最後は味噌の方にラーメンとチーズを投入して、せめて〆でサービスしてみた。たっぷり黒胡椒を振って食べると、悪い味がしておいしい。
かしわ出汁はずいぶん前に福岡に出張に行ったときに、バレンタインの催事場の一角になぜか出ていたお出汁屋さんで買ったもの。
ネモコロ堂*1というかわいい名前のお店で、出汁のパッケージもおしゃれで素敵。
お吸い物とかを作ってもおいしいとっても上品な出汁なのだけれど、少し塩を加えて、お鍋の出汁にしてもとてもおいしい。
しずかな土曜日が、ことことと過ぎていく。
ドーナツと通学バス
お昼はおいしいハンバーガーを食べに行こうと思っていたけれど、朝ごはんをたっぷり食べすぎてちっともおなかが空かなかったので、リスケすることに。
でも、せっかくこんなにいい天気なんだから、と日が高い内に少しだけ外出をした。
家から見ていると、雲もほとんどないお出かけ日和だったのに、いざ外に出てみると俄然寒い。びゅうびゅうと風が吹いているせいだ。
家の中は、久しぶりに暖房をつけなくてもいいくらいあたたかかったのが、なんだか嘘みたい。
ダウンのポケットに両手をつっこみ、タートルネックに包まれた首をすくめながら歩く。
結局少し散歩をしても、いくつか用事を済ませてみても、あんまりおなかは減らず、3時のおやつにドーナツを買って帰った。
箱がかわいいなーと思ったら、わたしたちの世代にとっては「懐かしい」カナヘイさんとのコラボ。
あの頃は、わたしも友だちもみんな、ケータイの待ち受けを週に1回くらいは替えていて、外国の女の子の写真や、加工されたスイーツの写真に、なにかしらのポエムや歌詞が書かれたものか、かわいらしいイラストかのどちらかが圧倒的に多かった。
その頃、イラスト系で誰もがこぞってDLしていたのが、カナヘイさん。
オリジナルはもちろんだけど、アンパンマンやディズニーをへにょっとさせたものがかわいくて、わたしも使っていたなぁ。
淡い色合いとちょっとへたうまな力の抜けた感じ、書体も含めて、ものすごくなつかしい。
当時はどうしてそんなに必要なんだろう? というくらい、いろんな待ち受け画像を集めていたことを思い出す。
友だち同士で待ち受けを送り合うのも流行ったし、年賀メール用の画像を探すのは、家族で紅白を見ながらのお楽しみだった。
メールの送受信中に出る画像も、カスタマイズ登録できておもしろかったなぁ。
しかし、画像を出さないといけないくらい、送受信に時間がかかったということで、それもまたなつかしい。
ケータイではじめてインターネットを見たときのことも、いまだによく覚えている。
中学生のときで、友だちといっしょに帰っていた学校帰りのバスの中、「時間で課金されるわけじゃないから、ゆっくり見ていいよ」とdocomoのケータイを手渡された。
当時、まだPCでのネット接続は時間課金制で、見たいページにたどり着いたら接続を切ってたりしたんだっけ。
芋づる式にそんなことを思い出したミスタードーナツの、期間限定BOX。
側面にいる雪だるまが、また、とってもかわいい。
午前中に入れたコーヒーが、保温ポットにまだ残っていたので、帰宅したら、コーヒーを淹れる手間なくドーナツタイム。
リビングでは、わたしはほとんど概要くらいしかしらないけれど、それでもぱっと見て「なつかしい」と感じるゲームがプレイされていて、なんだかタイムスリップしたみたいな日曜日の午後。
ドーナツはそれぞれ、もちろん安定して美味しかった。
「冬だるま ホワイト」という名前がつけられたスノーマンは、エンゼルクリーム2段重ねといった感じで、サイズのわりにふわりと軽い。
カラースプレーチョコがマフラーになっていて、それがとってもかわいい。
上のゆき玉にはマロンクリーム、下のゆき玉には通常どおりのホイップクリームがつまっている。
エンゼルクリームは、ミスドのドーナツの中でも1・2を争う好きな商品なので、かわいくておいしくてしあわせ。
ほかにも、ポン・デ・リングのクリスマスver.を2個買い。
緑がピスタチオフレーバー、赤がラズベリーフレーバー。こちらにも、たっぷりカラースプレーチョコがかかっている。
特にチョコらしい味はしないので、別に食べる分には、あってもなくてもいいのだけれど、やっぱり見た目は段違いにテンションが変わる。
隣に並んでいたふつうのポン・デ・リングとくらべて、こちらを選ばない理由がなかった。
先にラズベリー方だけ食べたけれど、甘酸っぱくて美味。期待を裏切らないもちもち感はそのまま、新しい味と食感でたのしい。
グレーズが少しだけ透けるクリアな感じなのもかわいくて、ついつい寄りで写真を撮りたくなってしまう。
おいしくてかわいいクリスマスドーナツ。
結局、コーヒーは1杯ずつでは足りなくて、もう一度淹れ直した。ふだん、さほど食べものと飲み物のペアリングにはうるさくないけれど、ドーナツだけは別。
ドーナツにはだんぜんコーヒーだ。それもブラック。なので、酸味が強くないものがいい。
音を立ててコーヒー豆を引いていると、今日がかんぺきな休日だという実感がふつふつと湧いてくる。
学生のころ思い描いていた路線で、思っていたよりずっと上等な、かんぺきな大人の休日。
もちろんネットを繋いでいる時間なんて気にしないし、なんならPCも含めてすべたワイヤレスだ。
でも、そういえば、昨晩はiPhoneの壁紙を探したりしたな…と思ったら、ちょっとだけ過去に戻ったみたいで笑ってしまった。
京都駅でビールを
だいぶ戻って、夏に京都に行ったときの話。
京都駅でクリームソーダを飲んで*1、嵐山で鯛茶漬けを食べて*2、念願の竹林散策をして*3、渡月橋を渡ってかき氷を食べた*4後のこと。
夕暮れの京都駅に戻ってきて、思ったよりもずっと暑かったので、アヴァンティのGUに寄って新しい羽織モノを買った。
せっかく京都に来たし、ムーンウォークというバーに行こうかなんて話していたけれど、昼間の暑さでだいぶ疲れていたので、京都駅で早めの晩ごはんをとることに。
そういえば、今日はまだノンアルコールだった、と思って1杯だけビール。
あんまりビールをおいしいとは思えないまま、アルコール歴だけが順調に伸びていくけれど、この日のビールはおいしかったなー。暑い日に、たくさん動いた後だと、最初の1杯はたしかにおいしい。
なにかさっぱりと軽いものをと思って入ったお店は、七味で有名らしい原了郭というお店がやっているカレー屋さん。
カレーは軽くないけれど、ディスプレイに出ていたうどんがおいしそうで。
いちばんの人気メニューはとり天カレーらしく、いざ席に座ってみるとカレーの暴力的にいい香りに惹かれたけれど、ここは初志貫徹でうどんを。
明日は、USJでジャンクなものをたくさん食べる一日になりそうだし。
ただ、結局、とり天の誘惑にはあらがえず、こんな感じに。
からあげも大好物のひとつだけど、あっさりしていて、でも食べごたえはきっちりあって、とり天ってしみじみおいしい。
うどんのお出汁も、さっぱりしていて、おいしかった。
それにしても、大人になったら、きっとメインがなくても満足してごはんを終えられるようになると思っていたのに、いまだにお肉か魚がないと物足りないままだなぁ。
温泉卵もトッピングしたので、かなり満腹感が。
七味や山椒、一味や塩がずらっと並んでいて、なにごとだろうと思ったら、もともと黒七味が有名なお店とのこと。
最終的に、温泉卵には黒七味を、とり天には山椒をふりかけておいしく完食した。
さっくりごはんが終わって、食べ終わってもまだ外は少し明るい。
朝もきれいだったけど、夕方の京都駅もとてもきれい。
この日は三連休の初日だったのに、なぜかあんまり混んでいなくて、ずいぶんとのんびりした。
暮れなずむ京都駅をもう一度だけ眺めて、ふたたび大阪へ。
朝降り立ったのも伊丹空港だったので、なんだか非効率的な移動方法なのだけれど、そもそもが飛行機のマイル消費を兼ねた旅行だったのでしょうがない。
電車で30分くらいの距離なので臆する移動時間ではない、というのが、我ながらすっかり都民になったなぁという思考回路。地元では電車に乗ることが非日常すぎて、上京してきたときも、ともかく電車通学したくなくて大学のある街で家を即決したのに。
早めに大阪に戻って、そこからまた電車を乗り換えて、海遊館のある街へ。
宿をそこに取ったのだけれど、ちなみに海遊館は今回の旅程には入っていないので、ほんとうに宿泊するためだけに移動する。
そんなちょっとずつの無駄の分だけ豊かな、20代最後の旅行だった。
Stuffed
日曜日。昨日は3時くらいまで、なんやかんやで夜更かし。その割には、9時すっきりと目覚める。やっぱり6時間睡眠っていいのかも。
iPhoneをつけると画面がクリスマスで、うきうきする。
暦モードで見たら、2年前にも同じ時期にiPhoneの壁紙を替えていた。
そのときは、忙しげだけれどきれいな都会の夜景で、年始も同じもので過ごした記憶があるけれど、今年はもう少し期間限定で。クリスマスっぽく、赤いマグに入ったホットチョコレートに。
ちなみに、Macbook Airの壁紙はもう数週間前から、ジンジャーブレッドマンクッキーで、すっかりクリスマス仕様。
アドベントカレンダーの最初のひとつもしっかりセッティングして、とりあえず、少しずつ準備が整ってきた。去年まで使っていた袋が、1日目だけなくなっていたので、新しいものを探してひっかけて。
曇っていた窓の外がくっきり明るくなったところで、ベッドから抜け出して、朝ごはん。
昨日は結局、晩ごはんはかんたんなものに。山かけまぐろ丼と、わかめとおとうふのお味噌汁という作るのも食べるのもすぐなメニュー。7時前には食べたので、眠るときには既におなかが空いていた。
昨晩ことこと茹でられていたたまごが、なにになるんだろう…と思っていたら、やわらかな色合いのたまごサンドになって出てきた。
茹でたまごを粗くつぶし、マヨネーズと塩コショウで味付けしたこのタイプのたまごサンドが、なんやかんやでいちばん好き。
他にも、とろりと焼けたカマンベールチーズが乗っかったかりかりのベーコンとか、これも大好物のあつあつのコーンスープが、どんどん明るいキッチンで出き上がっていく。
わたしは昨日の晩、食べそびれていたサーモンでマリネを作り、食後のデザートにいただきものの柿を切った。
我が家に届いてからけっこう日にちが経ってしまっていて、見た目はちょっと熟し過ぎ? というくらいだったけれど、切ってみるとちょうど食べごろ。
小さなターコイズブルーの器に入れて。
この器を買ったときには、今年こそこれでたくさんのそうめんを食べる夏にしよう、と意気込んでいたのに、結局2017年の夏も、特に劇的にそうめんの消費量は増えないまま終わった。
食事の最後に食べる果物や、ヨーグルトを入れるのにちょうどいいサイズなので、こういう使い方の方が圧倒的に多い。
何を入れても色がきれいだし。
くし型切りにした柿は、あらかた恋人が食べた。
まだ残っているので、後でもう少し皮を剥いてわたしも食べよう。昨日の朝ごはんにはたっぷりの梨がついていたし、果物だけはまだ秋を引きずっている。
食後は書斎の片付けをしつつ、大学時代のテキストや参考図書を見つけて、珍しく小説以外の読書をしている。
大学時代、何か国語もかじるだけかじっていたので、語学の参考書も多い。
読んだのはこのスペイン語の本。
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スペイン語だけは、4年間何かしらの授業を取り続けていたせいか、意外と覚えていてびっくり。
こうしてテキストというものを読んでみると、久しぶりになにか学びたい気持ちがむくむくと湧いてくるからおもしろ。いざやり始めると、3日で飽きるのはわかっているんだけれど。
本で学ぶのではなく、いわゆるテキストでなにかを学ぶというのを、ちょっとまたしてみたい気分。
Something Wonderful
ここ数年、赤→ピンク→赤と行ったり来たりしている、個人的なリップトレンド。
春先からずっとピンクをメインに使っていたけれど、久しぶりにサイクリングをしたときに小さなバッグにも入るものを……とゲランのKissKissのミニサイズを使いだしたことで、1年ぶりくらいに赤の気分。
マキアージュのリップトリートメントの上に、#325 Rouge Kissを唇の真ん中だけ重ねてぼかすと、ニットによく似合う明るさとつやっと感が出る。
秋は少し深めの赤を使っていたので、にごりのない赤は久しぶり。
そして、世間からだいぶ遅れて、ようやく目が行くようになったカラーも。
質感だけ変えるグロスを探している子といっしょにお店を見ているときに、「そういえば、そういう用途ならブルーもいいかも」と話していて、つられて購入した。
試してみたら、なんやかんやでやっぱりかわいくて。
#03のベビーブルーと、A/Wコレクションで出た#11のワンダーブルーの2色。
この配色を見ると、いまだにアナ雪を思い出すなぁ。他のものなら、圧倒的に手前の淡いブルーを選ぶけれど、リップにかんしては、つけてみたら奥の強めのブルーが新鮮でおもしろくて。
寄ると、どちらも更にきれい。
#03のベビーブルーの方は、色と同じく入っているラメも上品。
クリアグロスとほぼ同じ感じで、でも、ほんの少しの青みが、少しだけ下に塗った口紅の色をつんとクールにしてくれる。
ほんとうのクリアよりも、クリアブルーの方が、ものとしてはかわいいし……これは人気が出たのがよくわかる。
それにしても、何度も何度も、「ベストセラーには軽率に手を出そう」と思っているのに、ついつい後回しにしてしまう癖はいまだに変わらない。これも、2016年の新作だったみたい。
対象的に、#11のワンダーブルーは、がつんとした青でこのA/Wの新作。
ネイビーのグロス、というふれこみらしいのだけれど、たしかにこうしてみると立派にネイビー。
ラメも#3より強めのものが、ざくざく入っていてパンチが効いている。口紅の色を0.5トーンくらい落としてくれる感じで、ラメさえ気にならなければ、鮮やかすぎる口紅を平日に使うときに重ねるとよさそう。
ワンダーブルーというネーミングも好き。
RMKのリップジェリーを買うのはこれがはじめて。スパチュラもぬりやすくて、これはたしかにいいグロスだなぁ。
ベビーブルーの方はオフィスにもつけていける控えめさだけれど、クリアに見せかけて、実は遊び心を忍ばせているという余裕が、少しだけ日常に魔法をかけてくれそう。
新しいコスメを手に入れると、いつもおどろきがある。それは知っていたはずなのに。ときには、思っている以上のおどろきを連れてくるものもある。