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ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

深呼吸の必要

月曜日。今年もあと何週間、なんて数え方が現実味をおびてくる。

家に帰って、コンタクトを外して、だらだらとアニメを流しながらごはん。

https://instagram.com/p/-F5SRJL5bF/

コンタクトケースには、スーパーウーマンのブーツをモチーフにしたシールを貼っている。

もともとは、どちらが自分のコンタクトかわからなくなるからと、必要に迫られて貼っただけのシールだったのだけれど、これが意外に元気が出る。

毎朝コンタクトを入れるたびに、なにやら武装をしている気分になるし、帰って「1分1秒でも早く!」と外したコンタクトを入れる際には、なんだか変身が解けたような解放感がある。

しゅわしゅわと泡が立つのが小気味よくて、最近はもっぱらこのケースを愛用している。

 

さて、平日一日目の晩ごはんは、何もがんばらず。

小松菜(ほうれん草がよかったのに、売り切れていた)とブロッコリーを笑ってしまうくらい入れて、エビの味がふわりとするスープを作った以外は、お店にお任せ。

この半年はまっているパンを2個、それから、スーパーマーケットの棚で目が合い、どうしても食べたくなったからあげ。

小ぶりで、じゅわっと油がにじみ出てくるのよりは、あっさりと油切れがよく、ちょっとおかしみたいな味がするやつが気分で、たくさんあるからあげの中から、そういうものを選んだ。

スープが煮える間、もう何度も読んだ本の最後の数ページをおさらい。

神様のボート (新潮文庫)

神様のボート (新潮文庫)

 

はじめて読んだのは、高校の現国の問題集だった。「おみそ」のくだり。その日に書店に行って、はじめてまるっと1冊読み切ったのは、日本史の時間だった気がする。

何度も読んだ、日常と地続きにあるおとぎ話。今回は、作中に出てくるチョコレートの銘柄ばかり気になった。ダイエット中だからかもしれない。

朝もお昼も食べそびれていて、あまりにおなかが空いていたので、本を読み終わってスープが煮えるまでの間に、数年ぶりにグレープフルーツを食べた。果肉がピンク色のやつ。

久しぶりに食べたピンクグレープフルーツは、ぬるかったにもかかわらず、くっきりとした味がした。

 

それにしても、毎朝ニュースを流していると、世界も日本も、いろいろと起き過ぎていて、こんなにドラマチックじゃなくてもいいのに、と思う。

毎週末、なんてことはない朝ごはんを食べて、だらだらと部屋に差す光を眺め、ぱらぱらと分厚い単行本をめくりながら、午睡をむさぼる。

そんな当たり前の安らかな週末が続いていることが奇跡だなんて世の中、もういい加減やめてもいいのでは、という気がする。

明日も明後日も、どうか穏やかでありますように。

 

先週末は、そういう飾り気のないしあわせな朝ごはんを、二日連続で食べた。

土曜日の朝ごはんは、ほとんどお昼。朝の7時前に朝帰りをしてきた恋人の「ハンバーガー食べようよ!」という奇天烈な提案を、寝ぼけた耳で聞き過ごしていたら、起きたらほんとうにハンバーガーの袋があった。

まさかほんとに買ってきているとは思わず、間の抜けたリアクションしかしていなかったことを申し訳なく思うくらい、朝陽の中、ちょこんと誠実な感じで佇んでいた。

その朝、わたしはモスバーガーにBLTがあったことをはじめて知った。

 

日曜日は、お返しにかんたんな朝ごはんを。

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もはやお漬物パラダイス。ほうれん草のおひたしに、じゃがいものお味噌汁、1個だけ残っていた卵で、珍しく目玉焼きをして。

ふちがカリカリ、黄身は半熟というのがいちばん好きなので、スクランブルエッグのときと同じくらい、張り付いて育てる。

おかずはなんてことなかったけれど、朝からきちんと炊いたお米がすごくおいしくて、お味噌汁だけでお茶碗1杯食べられそうだった。

とはいえ、わたしは土曜日の朝、一度ハンバーガーの口になっていたので、ハンバーグでお茶をにごすことに。

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温めるだけのかんたんレトルトで、お休みらしく手を抜きながら。中にチーズがしこまれていて、おべんとうに入っていたなあこういうの、と懐かしくなる。

味が薄くならないように、母がおべんとう用につくるお惣菜には、しばしばチーズが隠されていて、おべんとうの残りは朝ごはんの定番だった。

それにしても、最近、どんどんしば漬けが好きになる。

朝ごはんはだんぜんパン派なのだけれど、こうして、リクエストに応じてときどき和食(と言うレベルではない)を作る。

そうすると、決まって、ふわあああっと幼いころの食卓を思い出すからふしぎだ。我が家もどちらかというと、朝はパン食だったのに。

なんにせよ、お味噌汁の匂いのする朝は、たしかにしあわせだなとは思う。

心の余裕がないと、ぜったいに朝には漂わない匂いだけに、その威力ははかりしれない。次はいつの日曜日だろう。