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ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

おやすみのかけら

life movie murmur

連休初日。楽しみすぎて、いつもより早く目が覚めた。晴れた空がきれい。お休みである。

でも、ここ数日も、飛び飛びでカレンダー通りにお休みだったので、なんだか「ついに!」という感じがしない。しかし、約1週間もお休みとは! 学生のときの1ヵ月のお休みくらいのありがたみがある。

http://instagram.com/p/ncjtHKr5RV/

とはいえ、すっかり日常を書き残すことをさぼってしまったこの約1ヵ月間、忙しかったかというと決してそうではなくて、むしろ、働く人になってからいちばんと言ってよいほど、とても穏やかな1ヵ月だった。

定時、とは言えなくても一時の目をむくような残業はなくなったし、かといって持ち帰って仕事をするわけでもなく。久々に一月に2回も映画館で映画を観たし、本もよく読んだ。

『蒼の乱』にも、時間をやりくりし、結局5回も通ってしまった。*1ほんとうは大阪もまだ観に行けそうなのだけれど、あれほど大好きだった『薔薇とサムライ』を劇場で観たのが5回なので、それを上回る回数は……という自制が働いているのが幸い。

 

そんな新感線気分が盛り上がったまま入った連休初日の今日は、こちらも時間がないとなかなか観に行けないゲキ×シネを観てきた。五右衛門ロックの第3弾、『ZIPANG PUNK』*2 。いちばんしんどかった時期にしていた公演なので、チケットの値段を観た記憶すらない。

『薔薇サム』や『蒼の乱』と違って、すごく好きな人というのが不在の4時間弱を楽しめるかなあ……とこっそりどきどきしながら行ったのだけれど、結果的には杞憂も杞憂に終わった。楽しかった!

三浦春馬くんが思っていたのと全然違うキャラの役で、なんだろう……(前作の)シャルルが2人いる! みたいなそういうとても良いキャラで、しかし見せ場はびしっと指先までかっこよく、何よりも声がいいこととタッパがあるということは、それだけで一つの才能だなあとしみじみ。わたしは彼のファンではないけれど、彼のファンならたまらないだろうなあと思ういいPVだった。ぜひ生で観たかった。

蒼井優嬢は、なんだかずっとすれっからしの声で、今をときめくアナ役の沙也加嬢がやったポニーのように、女の子の甘い声が好きなわたしは「ふーむ」と思っていたのだけれど、物語が動く歌で急に声が変わって、なるほどなあと。このためか、と納得した。いい役だった。

他にも、個人的にはいちばん楽しみにしていたシャルルが、前作同様素敵にうざくて、VTRだけれどアンヌも出てきて、個人的には満足! もともとミュージカルが好きなので、こっちのシリーズの方が好きなのかもしれない。そして、映画でも一幕と二幕の間に休憩があったのに驚いた。そういえば、そうだったっけ……!

その休憩時間にポテトを食べたときには、まだそれほどでもなかったのだけれど、映画が終わって劇場を出た14時には、アトラクションかというほど人が並んでいてそれにも驚いた。すごいなー。ほんとうに新宿の映画館はいつも混んでいる。

 

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14時の新宿三丁目はとても良く晴れていて、わたしは今日も、「一日の中で一番暑いのは昼の2時」という、小学校の2年生だか3年生だかで習ったことを思い出した。

ほんとうに変な癖だなあと思うのだけれど、そういう頑固な癖*3がわたしにはままあって、これもそのひとつである。

たとえば、夏の休日、家にずっといて、そろそろ買い物に出ようかな、と思ったときに時計が14時前を指していたりすると、「ああだめだ。一日の中で一番暑いのは昼の2時なんだから、あえて今でなくても」と思うし、それが冬なら、「今出かけなくちゃ。一日の中で一番あったかいのは昼の2時なんだから」と思う。

それを少なくとも、計算上はもうすぐで20年続けようとしているのだから、子どもの頃の刷り込みって……と、ちょっと遠い目になってしまう。

 

そういうわけで、一番暑い時間だなあと思いながら、それでも風が気持ち良いことに気分を良くし、少し足を延ばして久々にガーデンプレイスまで散歩に行った。

20周年だとかで、入ったところすぐに見慣れないモニュメントが。

http://instagram.com/p/ncj4Tzr5Rj/

どうしても、冬のイルミネーションのイメージがあるので、明るいときにくると不思議な気持ちになるけれど、風が抜けるので、この季節もとても気持ちいい。

いつもならコーヒーを飲みたいな、と思うけれど、これだけ気持ちがよいとカフェインじゃなくて体によさそうなものを摂取したくなって、久々にフレッシュジュースを片手にゆっくりと敷地内を一周した。

今はイギリスがテーマのようで、ピーターラビットを見つけた。

http://instagram.com/p/ncj2Tyr5Rh/

適度に混んでいて、写真を撮りあうカップルや、お父さんばかりシャッターボタンを押している家族連れがいて、そういう休日らしい光景に、ああお休みなんだなあ、としみじみと思う。記念写真というのは、「お休みっぽいもの」のひとつである。

わたしがお休みだなあと感じることは、とても細かいことが多く、でもこういうちいさなことひとつひとつこそが、平日と休日では決定的に違う気がする。

 

たとえば。

早起きして食べる朝食*4、ピンクのアイシャドウ、いつもとちがう口紅、楽しい用事のときにしか付けない香水、軽い鞄、歩くのに疲れてもいい靴。

いつもよりずっと遅い時間の電車、電車の窓から見える空の色、レイトショーじゃない映画、いつ終えてもいい散歩、ベンチでまぶたに受ける太陽。

それから、明るい時間に入るお風呂、洗いざらしの髪と部屋を抜ける風、お昼前からしこむカレー、あめ色になったたまねぎ、料理をしながら飲む食前酒、いつもよりずっと早い晩ごはん、食後に皮をむいて出すネーブル、豆から挽くコーヒー、夜更かしのお供のちょっとしたお菓子、などなど。

 

そういうたくさんの「お休みのひとかけら」を浴びるほど堪能した、いい連休初日だった。これが後5日も続くなんて嘘みたい!

遊ぶ予定も立ててはいるけれど、こんなに穏やかな連休は久々で、なんだか遠くに行くのがもったいないくらいだ。休めるときに休まねば。遊べるときに遊ばねば。そう思いながら、一日に何回もうれしさを反芻して、既に連休を満喫している。

*1:観るともう一度観たくなって、またチケットを取るを繰り返し……。想定していたのよりだいぶ多い鑑賞回数だけど、定価でしか買ってないので、よしとする。

*2:ゲキ×シネ『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII』公式サイト

*3:いつか書いた、五反田駅と五反田くん、とか。

*4:トーストだけじゃない。座って食べる朝食。