焼きりんごと湯船

ものすごおおおおおおおおおく大荒れだった１週間が終わった。

人生でいちばん疲労した１週間だったかもしれない。その反動もあって、三連休１日目はひたすらだらだらと過ごした。

起きたり眠ったり、を繰り返して、ずっと起きているよりもはるかに長い１日になった。なんだか、既に休日を２日くらいやった気持ち。

実際には、まだまるまる２日間、連休は残っている。

スケートを観ながら、*1この冬何度目かのお鍋を食べ、夜中にりんごを焼いて、アイスを添えたものなんかをひと眠りした後のデザートにいただき、まったりまったりと時間が過ぎるのを味わっていると、肩までお湯につかったようにほうっと深い息が出た。

家でごはんを食べると、ほっとする。お菓子が手作りだと、もっと体がほどける。

今年のクリスマスは、既にケーキを予約しているけれど、甘いもの好きにとってはこじんまりとした15cmサイズ。

明日、外に出たついでに材料を買って帰って、夕ご飯前あたり、ブッシュ・ド・ノエルを作ろうか、なんて話をしている。この三連休で、クリスマスは一応やってしまうつもりなのだ。

ケーキを焼くのなんて２年ぶりくらいの話。たぶん、最後に焼いたのは、恋人との初めてのバレンタインのときで、それも失敗のしようがないブラウニーを、２回も練習して焼いた。

たとえりんごを焼いているだけでも、お菓子を作っていると、ドアを開けた寝室の方まで家いっぱいが甘くてやさしい匂いで満たされて、わたしには、温かい湯船につかるのと同じくらいの効用がある。

*1:もうこの男子の最終グループ全員五輪に行ってほしい感はどうすれば……！