色をまといたい冬
生活らしい生活、をテーマにしている三連休。毎日洗濯を回して、今日にいたっては、2回も回した。
衣替えをするのだ。
完全に素材が夏の服をしまって、ニットに重ねられそうなシャツは残して、なんやかんやでインナーとして使いそうな常連陣は似たような柄を突き合わせて取捨選択をして、タンスの中をすっかり秋冬使用にした。
三連休の予定としてはかなり地味だけれど、実はずっと前からしたかったこと。
最初は初めてする衣替え*1にどこから手を付けていいのかわからず、しばし呆然とし、二度と服は買わないと誓い、ベッドの上に手当たりしだいに冬服の段ボールをぶちまけてはまた呆然としていたのだけれど、ごんごん洗濯機を回しながら、少しずつ押し入れ内のカラーボックスに夏服をしまっていくと、だんだん楽しくなっていった。
一時期、わたしは服を決めるのにあまりに時間がかかるので、毎日その日のラッキーカラーを着る、という決まりを作っていたことがあり、その習慣はもうないにも関わらず、クローゼットを色別に分ける癖だけは今も残っているため、冬用のタンスもこんな感じ。
しかし、5~6年かけての成果とはいえ、こんなにピンク系のニットばかり、どうするつもりなんだろう……。そして、そういうのが見事に色ごとに何パターンもある。
ピンクのニットだって、小さなパール付きと、これまた小さなラインストーン付き、なんてほとんどデザインもかぶっている2着だけれど、どちらもシンプルなデザインでまだ傷んでいないためお役御免にはできない。これ以外にも、サーモンピンクもピンクに数えるならば、もう何着かピンクのニットが増える。
でも、着るならいいのだ。着るなら。
一番多いのはベージュのニットで、これはカーディガンも含めると、ちょっとした数になる。そして、だいたいにおいて、去年一年間、わたしはこんな恰好をして過ごした。
黒のコートに、黒のタイツ。この中は、たしか白のパーカーにグレーのワンピース。次の日はたしかベージュのタートルニットワンピ。
モノトーン+ベージュのローテーションで、去年は冬のほとんどが終わった気がする。実際、衣替えで発掘された色物ニット の大半は、一冬、腕を通した記憶がなかった。*2かろうじて、ピーコックグリーンというのだろうか、こっくりしたグリーンだけはローテーションに入って毛玉だらけになっていたので残念ながらさようなら。
これまでであれば、ここで同じようなものを買い足していたところだけれど、今年はグリーンがないのならほかの差し色を着ればいいじゃない! という心意気で冬を始めてみることにする。
恥ずかしげもなく、着てみようじゃないの、ピンクさえ。