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ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

365+1=2016

life murmur cosme

年の瀬。

 

寒がりで、働き始めて最初の冬に、防寒をせずに手ひどい風邪をひいて以来、少しでも冷たい風が吹き始めれば、そそくさとタイツを解禁することにしている。

ほんとうは、素足にパンプスというのがいちばん好み。

でもまあ、働き人としては、そうへらへらと素足でいるわけにもいかないので、実際にはストッキングを穿いていることが多い。

見た目のバランスとしては、肌色がある方が重苦しくなくて好きというのが主眼なので、それが実現できるのであれば、細かいことは問わないぜ、という気持ち。

他にも、体を包むこむようなものはだいたい好きで、コートとマフラー、それからタイツはたっぷりと持っている。

 

そうなると、当然持っていてもいいものが手袋で、にもかかわらず、実はここ5年ほどひとつも持たずに生きてきた。

https://www.instagram.com/p/_78UHwL5bt/

12月の"My Little Box"に入っていたミトンは、だから、あたたかさだけでなく、数年ぶりの手袋のある冬を、わたしのところに連れてきてくれた。

以来、すっかり宗旨替えをして、「手袋のある生活ってすばらしい!」と、外に出かける際には、必ず最後に手袋を探す習慣ができた。

 

簡単になくしてしまうので、手袋をもらった記憶はほぼない。申し訳なくて。

最後に記憶しているのは、Forever21が上陸してきたときに買ったボーダーのもので、気に入ってつけていたのに、どこかに置いてきてしまった。

これは決して偶然の不運な結末、というわけではなくて、だいたいにおいて、わたしの手元にやってきた手袋と言うのは、同じエンディングを迎えることになる。

気に入って使っていました、どこかで外しました、すっかり忘れて帰って来てしまいました。おしまい。

必ず同じ結末なので、つまらなくなってしまって、いつの間にか手袋を用意せずに冬を迎えるようになった。

その代わり、コートはしっかりとしたポケットがあるものを選ぶようになり、風が冷たい季節が終わるまで、ほとんどポケットから手は出さない。

転ばないようにヒールが太いショートブーツを履き、仮に転んでも痛くないようにぐるぐるとマフラーを巻いて。

それで充分あたたかいと思っていたけれど、やっぱり手袋はあたたかい! この冬は、ひさびさに手がかじかまない外出を楽しんでいる。

 

このミトンは、薬指から小指までが出せるつくりになっているので、それも存外便利である。

https://www.instagram.com/p/_78aFRL5b3/

最初は「開くなら親指では……?」と思っていたけれど、こうしてみると、意外と人差し指でしていた仕草が多いのだなあ、とそんな発見をしたりしている。

たとえばiPhoneツイッターの画面をスクロールするとき、どこかのボタンを押すとき、いっそキーボードを打っているときだって、親指をもっと使っていると思っていたのが拍子抜けするくらい、ほぼ不自由をしていない。

濃いネイビーにゴールドの糸が編みこまれたシックな配色がかわいくて、そこから飛び出してみえる作業をする指は、何かしら、華やかな色をのせたくなる。

今は、平日にはするのを少し躊躇う、どこかおめでたそうなボルドー×ゴールドに。

ミトンのネイビーと合わせると、自分の指じゃないくらい、指が白く見えて気分がいい組み合わせ。ただちょっとクリスマスっぽいかなあ。うーむ。

ボルドーはインテグレート グレイシーの#RED625(たぶん)。ラメラメのゴールドはCNAMAKEの#81(こちらも、たぶん)。持ちさえよければ! という発色と渇きの速さで、塗る分にはストレス知らずの2メーカー。

 

平日は、薬指以外は、少し大人しい色に。

https://www.instagram.com/p/_5lkt9r5Wx/

それでも1箇所きらきらと強気な光があると、少し呼吸をするのが楽になる気がするから不思議だ。

濃いネイビーとのコントラストがきれいで、忙しい師走、ついつい後回しにしがちだったネイルを、ひさびさにしっかりとメンテナンスして終わることができたのは、ひとえにこのミトンのおかげだと思う。

手を覆うだけだと思っていた手袋が、爪を彩る楽しさを連れてくるように、いつでも新しい何かは、期待していた以外のうれしい「+1」を伴って、日常にするりと馴染む。

それはわかっているはずなのに、ついつい億劫さで「やっぱりいいや」と出しかけて引っ込める手が、今年、何回あったかなあと思う。

来年は、手袋から指だけ出すような、おっかなびっくりな手つきでもいいから、そのまま手を伸ばしてみる回数が、少しでも多くなるといい。

そういう小さな特別を、錆びついてしまわない内に、ここにしっかりしまいに来られるといいな、と思っている。

 

脈絡も季節感もあまりなく、スクロールする指の疲れを考えていないような長さで、ブログというよりは、完全に自分のための記録の場所で、それはたぶん来年も変わらないけれど。

ときどき、ご褒美のように届く”星”が、わたしのありふれた365日を、きらきらとしたものに変えてくれました。

来年は365日+1日。

うれしいことも、たのしいことも、素敵なことも、しあわせなことも、すべてすべて、今年よりも1つ多くある……皆様にとって、どうかそんな1年になりますように。

今年も1年、ありがとうございました!

https://www.instagram.com/p/xObTDqL5cU/

さよなら、ひつじ年。次はまた、12年後。