ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

飲んで、食べて、ころがって。

休日。

三連休は、思い立って電車に飛び乗り、ワインをひたすら飲み続けるお祭りに行ってきた。試飲用のグラスを購入すれば、各ブースで試飲し放題。わたしはあまり量は飲めないのだけれど、少しずつたくさん試せるのがうれしくて、ちょっと飲みすぎた。

秋になってしばらく経つのが嘘みたいに暑い日で、合間に挟んだぶどうジュースがまた、夢のように瑞々しくておいしかった。

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日陰にシートを敷いて寝転がると、ぐんぐん雲が流れる青い空が広がる。ずっと心地よい風が吹いているのも手伝って、思わずそのまましばらく眠ってしまった。郊外で昼寝なんていつ以来だろう?

地元のお子さんたちが銘々飴を舐めながら、ぺたぺたと足音を鳴らしながら駆けていくのを横目で見つつ、のんびりと酔いを覚ます。

ワイン以外の屋台もたくさん出ていて、「悪酔いしないように」というのを言い訳に、気になるものは片端から食べて回ったのもいい思い出。

カルビ串、ハーブソーセージ、からあげ、クレープ、たこ焼き……などなど。合間に、サービスで頂いたクラッカーやぶどうも食べた。

いちばんおいしかったのは、ワインを待てずに食べ始めてしまった牛肉のたたき。夢のようにおいしかったなあ。

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まわりで宴会をしている方たちの様子もなんだかお花見みたいにくつろいでいて、ちょっとふしぎな感じだった。とってもにぎやかなのに、しっかり地元のお祭りで。

あまりにたくさん飲んで食べたので、晩ごはんは、宿の最寄り駅のスーパーでおつまみを買って持ち込んだのも、なんだか合宿みたいで面白かった。ここ数年は、食事付きのプランにすることが多かったけれど、フリーなのもいいな、と。

ぐだぐだとオールスター感謝祭を見ながら、畳の上でごろごろして、お正月やお盆みたいな夜。

 

発車時間ぎりぎりに、えいやっと飛び乗った特急で運良く席を見つけられたり、逆に、乗り換えがうまく行かなくて、あっという間に暮れていく初めて来る街の景色を30分も眺めていたり。

すべてが行き当たりばったりで、それがとても身軽な旅だった。

特にお土産らしいお土産も買わなかったけれど、ワイングラスがそのままお土産だし、千円札を崩すために、駅で買って、結局飲まなかったバナナ・オ・レも、ワインといっしょに冷蔵庫に眠っている。