11月のサプライズ
一週間ぶりにはてなブログを開いてびっくり。今までに見たことがないお知らせの数と、星がちかちか。なんだろう……と思ってお知らせ欄をよくよく見たら、週刊はてなブログさん*1でご紹介いただいていたのですね。
どうやって見つけてくださったのかは謎ですが、ありがとうございます! わー、びっくりした。
そして、こんなただの日記に星をたくさん散らしてくださった方々も、ありがとうございます。まさかの読者登録まで……!
たまたま大好きな森作品のことを書いていて、それはほんとうにおすすめなので、思いがけず、多くの方におすすめできて幸いです。あ、後、フィギュアスケートとまゆゆもかなりおすすめです!
えーっと、そうではなくて。
基本、特に読書ブログというわけでも、ごはん日記というわけでもない、ほんとうにただの日記なので、特に読むべきものはありませんが。ご縁があったら、またふらっと遊びに来てください。
さてさて。というわけで、ふつうの日記。昨日は、久しぶりに劇場で過ごした土曜日になった。
先行発売のときにちょうど『glee』を観ていて、「気になる!」と思ったっきり、すっかりチケットを取ることを忘れていた『ロッキー・ホラー・ショー』。
開演に先立って行われる座席での(!)物販販売時、最後に写真OKタイムがあったのでパシャリ。
ネタバレするのがむずかしい内容ではあるのですが、以降、ちょいちょいネタバレありかもです。ご注意を。
演者さんたちがものすごく近くまで来て、グッズを売りつけてくれる(ご本人たちのお言葉を借りれば)ので、その距離感にまず驚く。
東京公演が終わったのかと思ったら、東京ではなんと2箇所でやっていたらしく、サンシャイン公演に間に合ったので、ばたばたチケットを取って、行ってきた。
『glee』でやろうとしたら学校に反対されていたショー、くらいの知識しかなかったのだけれど、小池徹平くん・ソニンちゃん・ISSAさん・上木彩矢さん……と世代的にどんぴしゃなみなさんが出てらしたこともあって、単純にたのしかった!
徹平くん*2とソニンちゃんの脱ぎっぷりのよさ*3に驚嘆し、上木彩矢さんのショーを始めてしめる歌の色っぽさと包容力にじーんとし。
そして失礼ながら、あんまり予習をせずに行ったので、第一幕が終ったときに「ISSAさんは第二幕から出るキャラなのかな?」とのんびりかまえていて、第二幕がいよいよ佳境っぽさを醸し出してきたときに「いやいやこんなに出ないはずはない…ということはもしや……」と。
ようやくその段になって、おじいさん執事役だと気づいたのだけれど、その直後に、とつぜんリフラフがものすごい歌唱力で話を締め始めて、「ああこれだわ…これがISSAさんだわ……」となったのだった。
出て来る人みんなやたらと歌がうまいのだけれど、そこまでほぼ歌唱パートがなかった分のうっぷんを晴らすかのような見事な歌い上げっぷり。
プロに対してたいへん失礼な感想なのだけれど、あまりに上手かったのでそらタイムワープくらいするわと納得してしまったし、その後のエンディングではずっとリフラフがヴォーカルなのは、あのメンツですら納得しかなかったし、人はあまりに上手いとびっくりして笑ってしまうのね。
歌でいうと、『キンキーブーツ』のときに「アイドル時代よりものすごくうまくなってる」とびっくりした小池徹平くんも、あいかわらず素敵だった。柔らかくて誠実な歌声なので、前回のチャーリー役も今回のブラッド役もとっても似合っていて。
ソニンちゃんは、安定の達者さ。同世代としては、いろんなことがあったけれど前を向いて走り続けている彼女が、実力で報われていてとてもうれしい。がんばり続けることに意味はあるなあ、と思えるというか。
とっても豪華なメンバーでやる、破天荒で奇天烈なショー。
古田新太さんの存在感は言うまでもないし、アヴちゃんはともかくエモいし、東京ゲゲゲイのみなさんは八面六臂の大活躍だし、武田真治さんとROLLYさんは演技もだけれど生演奏が……!
めちゃくちゃかっこよくて、別に感動するシーンでもないのに、音楽に持って行かれそうになるくらい。
そして、吉田メタルさんはフィギュアファン的には、常にプル様のセッボンがチラついてとても苦しかったのだけれど、ものすごくかわいいロッキーだった。
筋はあるのだろうけどめちゃめちゃで、騒ぎ放題。最近流行りの応援上映ともまた違うというか、なんだったんだろうな、あの空間……。
まわりのお客さんもコスプレしている方がたくさんいらして、そうじゃないお客さんも含めて、グッズの装備率は1Fだと85%くらい。演劇を観ていて、みんながいっせいに新聞紙をかぶるなんて体験、たぶんもう二度としないと思う。
誰がどうやって観てても気にしない、でもペンライトで視界が塞がれたりすることもない、という不思議に快適な空間でわたしもノリノリで楽しんだり、疲れてしまったら少し休んだりしながら異空間を堪能した。
グッズはなくてもたのしめるけれど、たしかにあると3倍くらいは更にたのしい。手持ちのペンライトがあるなら、それを持っていくといいと思う。
わたしは結局迷って、ホワイトのポーチ入りのものを購入したけれど。
2時間30以内にパシッと終わるので、新感線に慣れた身には、ほんとに駆け抜けたような観劇体験だった。
新感線といえば先日発表になった『髑髏城』ぜったいに観なければ……!
ときどき、なんで東京に居続けるんだろう? と思うこともあるけれど、地元にいたころTVの中で観ていた人たちを、こうして舞台の上で観られるだけでも、やっぱりまだしばらく東京は離れられないかもしれない。
*1:【週刊はてな】はてなの最新情報をご紹介(2017年11月16日配信号) - 週刊はてなブログ
*2:肌着の上に白衣を羽織っているとき、ふくらはぎまで丈の白いソックスにローファーなのと、最後のAKB風衣装のときのカフスと襟にものすごいフェティシズムを感じるスタイリングだった……。
*3:ほとんどずっとぽーんと放り出してらっしゃる感じ。でも衣装がとってもかわいいので、いやらしくない。