ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

眠ってばかりの日曜日

日曜日。呆れるほどのんびりした。

ちょうど土曜日が終わる瞬間に、昨日買ったばかりの『笑わない数学者』を読み終わり、すっきりした気持ちで日曜日を迎える。

最近、本を読む時間を増やそうと思って、通勤時間にちょくちょく細切れに読書をする習慣を作ろうとしていたのだけれど、宵越しのミステリーを持たないというのは、やっぱりとてもさわやかだ。

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このラインの装丁で、着々とS&Mシリーズが集まってきてうれしい。どの形態・装丁でも持っていないのはシリーズ中、『今はもうない』だけかな? きっと近いうちに探して買うだろう。

上に載っているしおりが、昨日書いていた『毎日は笑わない工学博士たち』に挟まっていた「かわいいしおり」。

よく考えれば、ちっとも意識していなかったけれど、今週末は表裏のタイトル2冊を並行で読んでいたんだなあ。森作品に関して言えば、小説の方が圧倒的に読み終わるスピードが速い。エッセイは注釈天国だからかしら。

恋人は結局、かなり深い時間までリビングのTVでゲームをしていたようで、気づいたらどちらもソファーで眠っていた。昨夜の自分の心境を覚えていないけれども、洗ったシーツを敷き直すのがめんどくさかったのかも。

その証拠に、6時頃、クーラーを消して書斎(ここにもベッドがある)に移動して、なめらかに二度寝

それでもそんなに眠っていられなくて、9時には起床した。

顔を洗って歯を磨いて、お水を1杯。眠っていた頭が覚醒し始めたので、昨日に引き続きラジオ体操をして体も起こす。最近の日本で、ラジオ体操してるのって、もはや子どもより大人の方が多いのでは……。

ラジオ体操をした後は、クーラー三昧だった昨日より少し涼しい気がして、せっせと換気。

朝ごはんはチーズトーストとさくらんぼ、それからコーンスープという簡潔なもの。桃はまだ十分に熟れてなくて食べられなかった。せっかく買ったアロエヨーグルトは存在を失念。

 

ごはんを食べて、特にしなければならないこともなかったので、また本を読む。映像化の声も聞こえない頃に装丁に惹かれて読んで以来の、古典部シリーズ。

ハードカバーで読むのは、はじめてだ。 

いまさら翼といわれても

いまさら翼といわれても

 

冒頭でいきなり、主人公が焼きそばを作っていて、ちょっとうれしくなる。

しかし、わわわ。まさかこんな苦い読後感になるとは……。今回はそれぞれのメンバーの過去が明かされる短編や、具体的なそれぞれの将来の話がされる短編がぽんぽん入っている。

高校生のときの「今本気にならなきゃ、<大人の自分>が思いのほかすぐにやってきてしまう」という焦りのような気持ちを、久しぶりに思い出した。もちろん、ほわっと気持ちがあたたかくなって終わる短編もあったけれど。

書斎で1冊本を読み終えた後、弱い風を感じながらまた一眠り。

12時頃にまた起き上がって、リビングを片付ける。アイスを買いに行って、クーラーをつけて、結局、映画館に行かず仕舞いだった『モアナ』を観ることに。 

海のアニメーションがほんとにほんとに気持ちよくて。お昼ごはんの準備をしながら観たので、流し見だけれど夏の間にもう1回みたいなあ。雑な感想だと、ポカホンタス+リトルマーメイドという印象。

お昼ごはんは、昨日仕込んでおいた豚の生姜焼きを焼いて、とうふとわかめのおみそしるといっしょに食べる、いたって定食ちっくなラインナップ。

そして、その後またリビングのソファーで本を読みながら、うつらうつらと眠ってしまった。なんだか今日は眠ってばかりいる。

 

再び目が覚めたときには、カーテンの外の空はすっかり暗くなっていて、カーテンをしめながら、ようやく本格的に起きることに。ほんとうに悪い日曜日。なんにもしてないし、食っちゃ寝のお手本のよう。

まだ熟れてなかった桃を、どうにかおいしく食べられないかということで作られたスムージーのご相伴にあずかる。ミルクを凍らせて作った氷まで入っていて、夢のようにおいしい。

ようやく心底すっきりして、ここ1か月くらいさすようになった目薬をおともに、もう1冊本を読み始める。

目薬はスライムのやつを探しに行って、ちっとも見つからなかったのでなつかしのロートCキューブを買って帰ったのがきっかけで、ちょくちょく使っている。

SMAP×SMAP』の提供がロートだったから、目薬といえばこれだったなあ。コンタクトを付け始めてから、スースーするのが苦手になったので、ノーマルなものを買う。

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本は、あいかわらず森ミステリィ。手持ちのS&Mシリーズを再読破してしまったので、Vシリーズを。『笑わない数学者』が館ミステリィだったので、非現実的な舞台でのお話が休日の読書っぽいな、と思い、豪華客船で事件が起こるものを選んだ。

晩ごはんは、白菜と豚肉のミルフィーユ鍋、しらす、納豆、おつけもの、という簡単なもの。残ったごはんは、明日の朝ごはん用におにぎりに。

作中では、船のレストランで紫子さんたちがパスタやらピザやらを食べていて、濃い味がちょっとうらやましくなる。

この週末は、ほとんど家にいた。来週末からは秋までずっとほとんど毎週末、既に予定が入っているので、寝だめをしたみたいな2日間をきっとなつかしく思い出すだろう。次、こんなにのんびりできる週末は8月かなあ。

適度にがんばろう。適度にね。