ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

THANK GOD IT'S HOLIDAY!

とうとう連休! 待ちに待った連休。

休むのが一瞬怖くなったりもするほど、4月は仕事が盛りだくさんだったけれど、ともかくここでちょっとがんばって、今年こそはしっかり休むのだ! と様々なことに半ば力技でけりをつけたら、ずいぶんとすっきりした状態に。

明けたらすぐにあれとあれと、それからあれもしなくちゃなあ、なんてよどみなく思いつくけれど、それはまあ、1週間後に考えればいいのだ。こういうときはほんと、カレンダー通りって素晴らしいな、と思う。

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先週末、数年ぶりに外でかき氷を食べて以来、すっかり春を通り越して初夏のような陽気が続いているけれど、珍しくお休みの間もそれが続きそうな予報で、帰り道もついつい空を見上げてしまう。

数十日ぶりにまだ空が明るい時刻に、平日、外を歩いている。それがうれしくて、何度も何度も向こうの空を確かめてしまう。

それでも、さあ、今すぐベッドに倒れこもう、と思うほどは疲れていなくて、だいぶタフになったなあとしみじみ。

というわけで、くたくたの体に鞭打ち、数か月ぶりにヘアサロンに寄って、はじめての色味でカラーリングをしてもらうことに。

カラーしたり切ったりする間に、何回もシャンプーとトリートメントをしてもらい、ついでにオプションでしっかりマッサージしてもらった頭は、数時間前とは別人のものみたいに軽い。

シャンプーというのはたぶん、思っているよりもずっと、かなり特別な技術なのだな、とサロンに行く度に思う。

もともとあまり社交性というものを持ち合わせておらず、それでなくても、どういうスタンスで会話をすればいいのかわからない場が苦手なので、ヘアサロンはいまだに緊張する場所。

にもかかわらず、このためだけに毎日通える! と毎回、最初のシャンプーのときにあっさりと籠絡されてしまう。気持ちいいなあ、好きだなあと。

ずっとすくんでいた肩もすとんと楽になったので、まっすぐ家に帰らずにごはんを食べ、春が来たら外で本を読もう、と数か月越しで楽しみにしていた野外の読書も、ようやく実現。

行くまでは「やっぱりやめようかなあ」と、予約を入れた後でも何度も日和っていたけれど、結果的にはとても身軽になって、平日とお休みの線引きをしてくれた数時間になった。何度考えても、シャンプーは気持ちよすぎるし!

さて、カレンダー通りの5日間。お休みのすべてが好きとはいえ、明日何をしようかなあ、と思いながらだらだらと過ごすこの夜の時間がいちばん好きかもしれない。こんな風に何も予定を立てていない大型連休は久しぶりで、ともかく楽ちんがいいなあと思っている。

涼しくて過ごしやすい5月はじめの夜のお供は、冬の間に出会って、早くサイダーの似合う季節に聴きたい! と願っていたSHISHAMO。


SHISHAMO「行きたくない」 - YouTube

デビューアルバムしかまだ聴けていないのだけれど、ちょっと気の抜けた午後のサイダーのようなメロディと、しゅわしゅわ耳に爽やかに甘い声がとても心地よい。

わたしはもう学校は卒業したけれど、日曜の夜に定期的に聴きたくなる『いきたくない』と、ほろ苦いのにアップテンポな『サブギターの歌』が特に好き。

 

お休みの前に聴きたくなる曲というのは、他にもいくつかあって、たとえばこの季節になるとふいに再生回数が上がるのは、今はもう活動していないSweet Vacationの"I Feel So Good"という曲。


"I Feel So Good (more vivid ver.)" - YouTube

ともかくハッピーでかわいいので、最後の試験が終わった大学からの帰り道では、ほぼ100%この曲を聴いていた。

大学の試験は夏と冬にしかないのに、曲の軽やかさと、最初に聴いたときに目に映った大学通りのどこまで行っても続く緑の記憶が余りにも鮮やかで、この曲を聴くとなぜかいつもGWがはじまる! とうれしくなる。

記憶と言うのはほんとうに、しあわせにしあわせに捏造されるものだなあ、と思う。

そういえばSweet Vacationは、たしか10代のときに、はてなダイアリーで知ったもののひとつ。考えてみれば、わたしを作っているものの多くとは、はてなで出会っている気がする。

「そんなものも好きだったの?」「そんなもの知ってるの?」と驚かれる引き出しの多くが、ここで聞きかじったもの。

お休みになると聴きたくなる曲、の極め付けも、だからもちろんはてなで出会った一曲。


Jason Mraz - I'm Yours [Official Music Video ...

サムネイルがこんな色の空なのが残念! というくらい、曲全体がホリデイ気分にあふれていて、もう何年も何年も、土曜日の朝に流す音楽はこれ。

この曲も、最初に知ったのは、どなたかのダイアリーだったなあ。

ヒット曲らしく、すぐにいろんな選手がEXで使用するようになったので、当時フィギュアスケートを熱心に追いかけていたわたしは、冷たい会場でも何度も聴いた温かい曲。*1

お休みになるとあんまりいつもいつもかけているので、ちょっと前からCMで使われはじめた際には、たまたまTVをつけていたときに流れると、恋人が「この曲! この曲知ってる! でも今日は平日!」と毎回驚くはめになっていて、ちょっとかわいそうだった。

これから約1週間は、毎日この曲が流せるのか、と思うとそれだけでGWの長さがじわじわと認識できてきて、朝の光の中でこの曲を聴きたいがためだけに、早起きできそうな気がしている。

電車の中で音楽を聴かなくなって久しいけれど、やっぱりちゃんとイヤホンを持って家を出よう。「今このシチュエーションで聴きたい」曲がある方が、人生はずっとカラフルだ。

*1:印象的なのは、派手な柄シャツを着たブライアン・ジュベール氏の、めったに観られないほんわかかつぽんこつっぽいPG。

ハート型クッションと切れ味よすぎるジャンプのギャップが面白い! 当時は金髪のくりくり巻き髪で、どう見ても天使にしか見えなかったアダム・リッポン君ver.は今数年ぶりに見直したけれど、記憶の中以上に天使だった……。あざといまでの天使っぷり。

このPGのせいか、わたしは未だにキューピッドを見ると彼のことを思い出す。