ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

花曇りの土曜日、雨の日曜日

日曜日。2日続けてどんよりとした天気。

昨日はまだかろうじて泣き出す一歩手前、という感じだったけれど、今日は起きたときからずっと雨。と言っても、起きだしたら既にお昼を回っていたのだけれど。たっぷり寝て、ごろごろとhuluで映画を観て、自堕落な休日。

朝ごはん(というかもはやお昼ごはん?)は、この時間に食べるならカロリーも怖くないケーキ。

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「修道女」という静謐な名前を持つケーキは、最初は「フォレ・ノワール」が常に食べられるお店として見つけたお店*1のもの。

そういえば最近ばたばたしてhuluも観られていないなあ、と立ち上げた映画の新着で見つけた、『洋菓子店コアンドル』。この映画を観るには、ぜったいおいしいケーキが必要だ! と思って、いそいそ購入した中のひとつである。

だってぜったいに、開始5分で口がさみしくなるもの。

チョコレートでコーディングされた大きなシュークリームの上に、きゅっと生クリームが絞られていて、いちばん上にのっけられた小さなシュークリームが、ころんとしていてかわいい。

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上のシュークリームの中にはピスタチオ、下のシュークリームは木苺が混ぜ込まれたクリームで、お行儀悪くかじった残りをまじまじと見つめてしまった。かわいくておいしい。

フォークも用意したのだけれど、結局、最後までかぶりついていただく。シュークリームとミルフィーユに関していえば、こうして作法を気にせず、家で食べるのがいちばんおいしく感じて好き。

映画自体はテーマの甘さからは想像もつかないほど、登場人物がみんなずっと怒っているのに、不思議と嫌な気持ちにならない静かな映画だった。戸田恵子さん演じるコアンドルのオーナー兼シェフパティシエが、さぱけていて、でもあたたかくて、とても素敵だったのが印象に残っている。

洋菓子店コアンドル [DVD]

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しのしのと雨が降る休日に流す映画としては、なかなかしあわせだった。そして、いちばんの感想としては、「ケーキを買っといてよかった」である。映画館で見るなら、せめて焼き菓子くらいは持ち込みたい映画。

その後、流れるように『南極料理人』をかけ始めてしまい、今日の晩ごはんはぜったいにちゃんとしたものを食べよう……と思っているところ。

昨日卵かけごはんの話をしたら、もう今日はそれしか食べないという気持ちだったのだけれど、こんな天気だけれど窓を開けてみてもいやな冷たさではなくて、やはりもう春なのだなあ、と思ったら、俄然あれが食べたくなった。

春のごはん、豆ごはん。

そう思うといてもたってもいられず、今日は一日家から出ずに過ごすつもりだったのを変更し、グリンピースを買いに。

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ちょっとの距離にスプリングコートと言えどもコートを着るのはいやで、でもジャケットというのは更にいやで、パーカーという気分ではなかったので、学生時代に買って、秋にしか着られないのでなかなかくたびれない毛糸のカーディガンを引っ張り出して着てみた。

ざっくりと網目が粗いので、その隙間から風が入り、実はけっこうすーすーする。

にもかかわらず、取り外し可能ながらもファーがフードについているせいか、オートミールというほっこりした色味のせいか、なかなか秋以外に出番がない。

そして、考えてみると、去年の秋は結局1回も腕を通さず仕舞いだったなあ、と気付き、秋冬物を完全に仕舞い込む前にと、慌ててハンガーから外してみた。

半袖のTシャツの上に羽織ると、ふわりと1枚ベールをかけた上から肌を包んでくれるような、付かず離れずのやさしい肌触りで、意外に春でも快適。ファーを外して、今年は春に着てみようかなあ、と思ったりしている。

中に着ているのは、結局年をまたいで続けているMy Little Box 3月号に入っていた、スーパーウーマンT。

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浅いグレーのてろんとした生地で、主に部屋着として活躍中なのだけれど、タグ替わりの襟元のプリントロゴがかわいい。結局、こういう細部のかわいさに弱いまま2015年も過ごしている。

豆ごはんをセットして、こちらは昨晩から念願の鮭を焼いて、ほうれん草のお味噌汁をいつもより少し薄味で作って。はー、楽しみである!

こんな週末も悪くない。とはいえ、お花見が心残り。次に晴れるのは、来週の日曜日らしいけれど、それまで桜はあるのかなあ。そんなことを考えながらうちにこもっている日曜日もしあわせはしあわせに違いない。