カキフライとごほうびカレー
すこし遡って、金曜日の話。
金曜日は、久々に6時過ぎに上がって、いっしょにごはんを食べた。
花金、ということで、最寄駅が異様に混んでいたことにびびりつつ、よく行くお店につつがなく入る。ちょっと今週の金曜日に家で自炊をする元気はなかった……。
相変わらず美味しいローストビーフを塩とにんにく醤油で食べ悶絶し、秋に入ってからずっと食べたいと思っていたカキフライもようやくいただく。
わたしはお酒は少しだけにして、8時過ぎにはお店を出るという、とてもしあわせな金曜日の夜になった。
今週末の外食は、もう一つだけ。ずっと気になっていたバーのランチ。
バーのランチ、というと言語矛盾なのだけれど、17時までカレーランチが食べさせてくれるお店があって、もう半年以上、ずっとずっと気になっていたのだった。
意外にも、女性が二人で切り盛りしていて、店内もとてもかわいい。
天気が良かったので、久々にコートを羽織らずに表に出た。首さえ温めておけば、とわたしが妄信している結果、常に携帯しているファーティペットと、いつものエコバッグ。
身軽な服装でふらふらと入って食べたのは、ものすごくぜいたくにポークがのった絶品ポークカレーだった。
ライスは大盛りにもできるらしく、100円でドリンクもついたり、ととても正しくランチ。
でも、女の人は、ごはんは大盛りにすると、とてもその日の夜は晩ごはんを食べる気になれないと思う。
見た感じ、ものすごいボリューム! というわけではないのだけれど、大きなポークが2切れも乗っている上に、ぎゅっと盛り付けられたライスも、それなりの量があるので、結果的にたいへんおなかがいっぱいになった。
このぜいたくさは、カレーなのにご褒美感がある。
なんだかとても褒められたような気持ちになって、今度疲れた一週間を終えたら、またここにカレーを食べに来よう、と思った。