京都駅でビールを
だいぶ戻って、夏に京都に行ったときの話。
京都駅でクリームソーダを飲んで*1、嵐山で鯛茶漬けを食べて*2、念願の竹林散策をして*3、渡月橋を渡ってかき氷を食べた*4後のこと。
夕暮れの京都駅に戻ってきて、思ったよりもずっと暑かったので、アヴァンティのGUに寄って新しい羽織モノを買った。
せっかく京都に来たし、ムーンウォークというバーに行こうかなんて話していたけれど、昼間の暑さでだいぶ疲れていたので、京都駅で早めの晩ごはんをとることに。
そういえば、今日はまだノンアルコールだった、と思って1杯だけビール。
あんまりビールをおいしいとは思えないまま、アルコール歴だけが順調に伸びていくけれど、この日のビールはおいしかったなー。暑い日に、たくさん動いた後だと、最初の1杯はたしかにおいしい。
なにかさっぱりと軽いものをと思って入ったお店は、七味で有名らしい原了郭というお店がやっているカレー屋さん。
カレーは軽くないけれど、ディスプレイに出ていたうどんがおいしそうで。
いちばんの人気メニューはとり天カレーらしく、いざ席に座ってみるとカレーの暴力的にいい香りに惹かれたけれど、ここは初志貫徹でうどんを。
明日は、USJでジャンクなものをたくさん食べる一日になりそうだし。
ただ、結局、とり天の誘惑にはあらがえず、こんな感じに。
からあげも大好物のひとつだけど、あっさりしていて、でも食べごたえはきっちりあって、とり天ってしみじみおいしい。
うどんのお出汁も、さっぱりしていて、おいしかった。
それにしても、大人になったら、きっとメインがなくても満足してごはんを終えられるようになると思っていたのに、いまだにお肉か魚がないと物足りないままだなぁ。
温泉卵もトッピングしたので、かなり満腹感が。
七味や山椒、一味や塩がずらっと並んでいて、なにごとだろうと思ったら、もともと黒七味が有名なお店とのこと。
最終的に、温泉卵には黒七味を、とり天には山椒をふりかけておいしく完食した。
さっくりごはんが終わって、食べ終わってもまだ外は少し明るい。
朝もきれいだったけど、夕方の京都駅もとてもきれい。
この日は三連休の初日だったのに、なぜかあんまり混んでいなくて、ずいぶんとのんびりした。
暮れなずむ京都駅をもう一度だけ眺めて、ふたたび大阪へ。
朝降り立ったのも伊丹空港だったので、なんだか非効率的な移動方法なのだけれど、そもそもが飛行機のマイル消費を兼ねた旅行だったのでしょうがない。
電車で30分くらいの距離なので臆する移動時間ではない、というのが、我ながらすっかり都民になったなぁという思考回路。地元では電車に乗ることが非日常すぎて、上京してきたときも、ともかく電車通学したくなくて大学のある街で家を即決したのに。
早めに大阪に戻って、そこからまた電車を乗り換えて、海遊館のある街へ。
宿をそこに取ったのだけれど、ちなみに海遊館は今回の旅程には入っていないので、ほんとうに宿泊するためだけに移動する。
そんなちょっとずつの無駄の分だけ豊かな、20代最後の旅行だった。