ふつうで特別な朝ごはん
というわけで、引き続き日常の記録。朝ごはんをいくつかまとめて。
最近いちばん幸福だった朝食は、知らない街めぐりをした土曜日の翌日、ある日曜日の朝ごはん。
降りた駅で住宅地をずっと抜けたところに、突如、とてもスタイリッシュなベーカリーがあって、そこで芸術品のようなデニッシュを買って帰った。
こちらのパンで育っているんだなあ、とうらやましくなるようなちっちゃい女の子がお母さんとマフィンを選んでいたり、スタイリッシュなのに気取ったところのないすてきなお店だった。
期間限定の文字に珍しくつられた恋人は、苺とピスタチオ。バナナとココナッツという組み合わせが陽気で気に入ったわたしは珍しく、定番のものを買った。
土曜日に続いて、とても天気のいい日曜日の朝で、カーテンを開けると部屋中がさあっとまっしろになったのを覚えている。
朝以外は俄然、かたくてしょっぱいパンが好きだけれど、朝だけは別。
罪悪感なくほおばるクロワッサンやきらきらのデニッシュは、目覚めの良さにも一役買っていると思う。
しっかり焼きこまれたバナナと、さくさくのココナッツが想像通りの味で、奇をてらってなくてとても好みだった。
のんびりした日曜日の朝なのでコーヒーを淹れるのもさぼって、ティーバッグの紅茶を片手に。今日、背の高いグラスを買ったので、これからはミルクでもいいなあ。
もっと怠惰なときには、ベッドでとびきりジャンクな朝ごはんを食べたりもした。
ポテトチップスと、単に味が好きな豆乳バナナスムージー。
このスムージーはだいぶ前に実家に帰った時に母がはまっていて、年末帰ったときにもまだオススメしていたので、だまされたと思って飲んでみたらわたしもはまってしまったもの。
豆乳の味がわりとしっかりするので、そこは好き嫌いわかれるかもしれないけれど。
こんなわるいことをしていいのかしら……とドキドキしながら朝食べたポテトチップスは、うすしおだったせいか妙に健康的な味がして、思ったほどジャンクじゃなかった。面白い。
よくよく考えなくても土日予定がない場合は、ほぼほぼ昼・夜共に自炊していることが多いので、朝ごはんは楽ちんにしがちなのかも。
ブランチの時間まで寝過ごしたときだけは、フライパンひとつで終わるたまご料理とベーコンくらいは作る。
冷蔵庫にヨーグルトがあれば、それも出すだけ出す。
最後にそんなブランチを取ったのはいつだっけ、と写真を見返していたら、このときもバナナをとっていた。
DEAN&DELUCAのバナナブレッド。なにかというと、バナナに手が伸びているみたい。はちみつとグラノーラをかけたヨーグルトも大好きで、いつでもかんたんに作れるはずなのに、もう1か月くらい食べてない。
今日はほんとうは、朝からほっけを焼いてお味噌汁を作るはずだった。たまにはそういう朝食を食べたいのだけれど。
来週はせめてお米だけも前日にセットして、お茶漬けくらいは作ろうかな。