ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

March in Pink

週末。のんびりずいぶん前のロードショー『RED 2』を流し見ながら紅茶タイム。

1週間かけてゆっくり読んでいた村上春樹氏の新作を夕方5時頃、ようやく1・2ともに読み終わったので、休日を惜しむようにのんびりしている。

村上作品を読むとパスタかシチューを作りたくなるので、今日のお昼はたぶん今年最後のシチューにした。

たまに食べるとシチューって好きだなあ、と思う。

 

好きなものはいろいろある。

たとえばこの時期、土曜日のAMに鳴るチャイムが好きだ。ウォーターサーバーのお水のときもあるけれど(それはそれでうれしい)、たいていは1か月に一度のMy Little Boxだから。

とはいえ、もうはじめて2年以上になるので、しばしば以前も入っていたものが再び入っていたりする。

さすがに少しマンネリ化してくるかなあ……と思っていたところだったので、今回はダンボールを開けた途端に思わず歓声を上げてしまった。

https://www.instagram.com/p/BRgOphHAnlz/

いつものBoxじゃなくて、なんと今回はポーチ! その名を無視した試みだけれど、前伊に一度缶だったときもすごく新鮮だったので、たまにはこういうサプライズもいいなあ。

クリア~半透明のグラデーションになっていて、ものすごくかわいい。

ちょっと夏っぽい素材だけれど、重いコートを脱ぎたくなる春先に、この浮かれた軽さがうれしい。

入っているのはいつもと同じく雑貨、コスメ、冊子なのになんだかはじめてのときみたいにうきうきした。定番のかわいいイラスト入りBoxもいいけれど。

ねむたいまま宅急便を受け取って、箱を開けるたびに、リボンをほどくたびに、ポーチを開けるたびにだんだんわくわくして目が覚めていくのが好き。

今回は箱とリボンの代わりに、ジッパーを開いた。

まず出て来たのは、かわいすぎる"セルフィーブラッシュ"という名のブラシ。

https://www.instagram.com/p/BRipx45AT0-/

あわいピンクとピンクゴールド、そして白。春らしい色合いがものすごくかわいい! きわめて淡い色使いなのに、ピュアというよりはちょっとコケティッシュなのが素敵。

チークブラシは繰り返し洗って、ずいぶん前のいただきもの晃祐堂のハートのものを使っていて、やっぱりたいそうかわいく。

れいに入れられて使い勝手もとてもいいので、まったく新調する気がなかったのだけれど、これは久しぶりにブラシを更新してしまいそう。

晃祐堂はブラシの毛すべてがくっきりとしたピンク色なのに比べて、My Little Boxのものは毛先だけがほんのりピンク。

https://www.instagram.com/p/BRipugCg32C/

自分で買う時にはピンクとブルーがあればぜったいブルーのものに手が伸びる。でも、ふいに届くものはだんぜんピンクがうれしい。

2代続けて、期せずして手に入れたピンク色のブラシで頬を染めると思うと、なんだかふしぎ。でも、チークというスイートなコスメに、ピンク色のブラシというのは夢があってよくよく似合っていると思う。

それにしても、今回のオリジナル雑貨はどれもほんとうにかわいい!

ポーチも含めてピンク尽くしで、もうひとつはこちら。

https://www.instagram.com/p/BRipiE3gAbj/

バンカーリングだ。つやけしのシャンパンピンクで、シンプルだけどスイート。

こういう「自分で買うほどじゃないけど、一回は使ってみたいもの」を試させてくれるのが、このBoxはほんとうに上手。

この間、22;marketで同じような色味とデザインのものを買うか迷って、意外にいいお値段にやめてしまったところなので、個人的にはとってもタイムリーでうれしい。

一度使いだすと、なかったときのことが信じられないくらいスマホ生活が快適になるという噂だけれどはてして……?

というわけで、久しぶりに心から大満足したBoxだった。

ほっこり系のデザインもかわいいけれど、やっぱり単純にミーハー心を満たしてくれるこういう方向性は、春先だとわかりやすくテンションが上がる。

うれしかったのはコスメもふくめて。

以前BBが入っていてすごくよかったANNA SUIから、今回は下地が入っていた。イルミネイティングビューティーバーム。

https://www.instagram.com/p/BRipmjXg3CF/

前回BBを使ったときにも感動したのだけれど、こちらもこれだけでぜんぜん平気なよそゆき肌になる。

ものすごく付け心地が軽いのに、そんじょそこらのファンデーションよりもばっちりすべてが隠れるので、これ+どうしても気になるところにコンシーラー以上に何かをする気になれないくらい。

週明けメイクをするのがたのしみになるきっかけが、ぎっしりたっぷり入った3月のBoxだった。

 

6年前、同じ日付の日、恐怖におびえて玄関のドアを開けたのがうそみたいに、のどかな一日の始まり。

いまだに適切な言葉のひとつも思いつかないくらい、あれは過ぎ去ったことではないけれど、誰もにとって、毎日が毎日続いて行くことをただひたすらに願い続けていこう。