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ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

Autumn in the Room

life murmur yumyum music

もはや寒い。10月もちょうど半分。

そろそろヒーターの季節かしらとこの日記を振り返ってみたら、去年はもう既にヒーターを付けていた*1。そう考えれば、今年はまだ少しあたたかいのかもしれない。

昼間はとてもとてもいい天気で、今年はもう少しねばろうと思い、部屋着にパーカートレーナーをかぶってやり過ごすことにした。重いカーテンを開け放った窓辺にいると、きらきらとあたたかい。

 

9時過ぎには目が覚めて、朝ごはん。二度寝しようかと思ったけれど、それには少し寝覚めがよすぎた。寝たのは3時過ぎだったのに、ふしぎ。

たまごとチーズとソーセージが焼かれている間に横で、ブルーベリーがたっぷり巻き込まれたパンを焼き戻して、あたたかい紅茶を淹れる。

Janatのアールグレイはびっくりするくらい華やかなベルガモットの匂いがして、ティーバッグなのに贅沢な気分。寝ぼけていても起きてすぐにあたたかい飲み物が安全においしく飲めるので、ティーバッグもウォーターサーバーもすばらしい発明だと思う。

ミニトマトとマスカットとぶどうも、ガラスのお皿に盛られてスタンバイし、すこやかな朝。

https://www.instagram.com/p/BLlj3DTD9D_/

スクランブルエッグを食べ、カチョカヴァロを食べ、あまりにたっぷりした大きさに食べながらもう一度あたため直して最後まであたたかく食べたソーセージと、追加でもう1枚焼いたパンまで胃に収める。

スピーカーからは珍しくiTunesが全シャッフルで流れていて、少しぬるくなった紅茶をすすったときには数か月ぶりに聞くアンジェラ・アキが流れていた。

アルバム『BLUE』の中に入っている「You and I」で、わたしはこの曲のベートーベンのくだりがとても好き。 

BLUE(初回生産限定盤)(DVD付)

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嫌なことがあるとこの歌のその部分を頭の中で流してみて、「たいしてそれほど今嫌な気持ちじゃないな」と確認する。

歌詞とはちがい、あくびをしたのはわたしの方で、恋人はすっかり覚醒した顔でつめたいミルクを飲んでいた。

 

キッチンをまかせて洗濯物を干していると、いつのまにかスピーカーからは、ここ半年ほど休日の午前中によくかかっているLittle Glee Monsterがかかっていた。伸びやかでするりと秋の空を割って天に届くような、気持ちのいい歌声。

梅雨の時期から聴いているけれど、秋になってからの方が耳に気持ちいい気がする。にぎやかで明るくて、青空がよく似合って、なんだか運動会みたいな音楽だ。

蜂蜜を落としたカフェオレを手に、伸びやかな音楽の中でごろごろ。

恋人が買ったという新しい靴を見せてもらったら、俄然わたしも買い物熱が湧いてきて、ネットショッピングを。

靴を買うつもりが、既に(!)セールになっていたシンプルなニットを買ったり、それにすっかり満足して『ネクロポリス』を読み返したりしていたら、いつのまにか少し日が落ちていたので、靴下を履きブランケットをかぶってソファーに寝転がって過ごした。

焼き菓子にまみれている休日なので、紅茶を淹れたくなり、紅茶を淹れるとこの本が読みたくなる。 

ネクロポリス 上 (朝日文庫)

ネクロポリス 上 (朝日文庫)

 

そして、この本を読むといつもなぜか『ハリー・ポッター』が観たくなるんだよなあ。

と思いつつ、夕方、突如として『Re: ゼロから始める異世界生活』を観始める。リアルタイムで1話を観ていたのだけれど、当時はノリに乗り切れず離脱してしまっていた。

この間、ひっそり推しているAKB48岡田奈々ちゃんが、じゃんけん大会でコスプレをしていたので、ここらでもう一度観てみようかな、と。

3話までは、やはりなかなかノリに付いていけずに「うーむ」と思っていたのだけれど、4話からは怒涛! 今はするすると12話まで観て、まだ半分という事に安堵しているところ。

でも、熱が醒めるまでに見終えられるかなあ……。

 

観ている間にすっかり日が暮れて、今更晩ごはんの買い物に行くのも億劫になり、冷蔵庫と冷凍庫の中を一掃して、簡単でめちゃくちゃな献立の晩ごはんを作って食べる。

菜っ葉のお味噌汁にチーズ入りの餃子、舞茸とベーコンの炒めもの、きゅうりの浅漬けというあっさりしているのかいないのかわからないメニュー。

食後、そういえばもうクリスマスコフレの時期じゃないの、と思いながら美容誌をぱらぱらめくり、そこかしこに踊る2017年という数字をしみじみと眺めた。

もう一年経つのか……。一年って、月並みな言葉だけれどほんとうに早い。ヒーターを買ってからもうすぐ二度目の冬が来るなんて、うそみたいだ。

サンダルをしまい、オープントウのパンプスをしまい、ぱっきりとしたイエローやパープルのスカートをしまい、爪先を彩る赤が少しずつくすんだものになる。そのたびに、少しずつ秋が深まっていく。

数か月ぶりにストッキングを履くようになり、それでも少し寒くて、もはやタイツを新調しなきゃと考えている。

クローゼットの奥にしまっていたふかふかのバスローブを出し、そろそろもこもこのルームシューズも出すべきかしらと悩む日は、今年も思っていたより早く来てしまった。

秋を惜しむように、空を眺めに出ていたここ1か月強だけど、部屋の中で感じる秋もたくさんあるみたいだ。

そろそろ、壁に貼った夏を探すポストカードも、貼り換えないと。