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ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

ベストコスメをひとつずつ

life murmur cosme

ストレス発散のようにお買い物をしてはいけません、とは思っているのだけれど、ついつい忙しいとお財布のひもが緩む。というわけで、この春の散財備忘録。

ベストセラーという言葉に、胸が高鳴る人と、伸ばしかけた手が引っ込んでしまう人とがいるとすれば、わたしは断然、後者である。

それが本でも、服でも、コスメでもそう。「あ、みなさんお好きなんですね、じゃあ何もここでわたしが買わなくても……」という気持ちになる。

それに、人と違うものを選ぶのは、みんなと同じものを選ぶよりも、ずっと気楽で身軽だ。

でも最近、やっぱり「みんなが選ぶもの」というのには理由があるんだなあ、とその良さに、しみじみランキングを見直してしまったものがあった。

それが両方コスメだったのは、たまたまだと思う。特に必要に差し迫っていたというわけでもないし。ただ、ちょっとだけ気持ちが明るくなる実用性のある散財として、コスメというのはきっと、ちょうどいい贅沢さとお手頃さなんだと思う。

 

ひとつ目は、定番×季節限定という最高に心躍るタッグ。

https://www.instagram.com/p/BDH44Hmr5Yq/

久しぶりに期間限定のアイテムを購入した、Diorのリップマキシマイザー。#004 sweet lilacで、たしか発売から少し遅れた春先に手に入れたはず。

春にピンクじゃなくてライラックというのがいいなあ! とまだ冬だった頃に雑誌で見て気になったまま、しばらく忘れていたのだけれど、実際に風が春の匂いをはらんでくると急に思い出してそわそわとした。

とはいえ、なかなかカウンターに行く時間もなく、伊勢丹onlineで在庫が復活しているのを見つけて、迷わずぽちっと。

マキシマイザー自体は、以前から気になっていたアイテムで、いつだか、たまたま同じタイミングで帰省していた保湿マニアの妹にも、かなり強烈にオススメされた。

とはいえ、最近あまりグロス系の質感が得意じゃないことと、何より、「ベストコスメ」という響きに日和って、避けて通っていた。

のだけれども。

使ってみればまあ、それはもう、たしかにベストはベストなのだった。

使い方として正しいのかはわからないけれど、朝、全部メイクが終わった後に鏡の前で素の唇にこれだけ塗り、職場に着いたら、少し濃い色の口紅を塗るのが個人的にはいちばんしっくりくる。

https://www.instagram.com/p/BDH46u1L5Yu/

見たとおりのきれいな淡いパープルが、唇に乗せると少しだけ口元をミルキーに変え、ほとんど色はつかないので、たぶんどんな口紅の上からでも、グロス代わりに使えると思う。

べたべたというよりはつるっとした質感で、ぱんっと唇が張るので、すーすーとするミントの香りとあいまって、朝目覚めの1本という感じで、わたしは先にこちらを使うのが好きだけれど。

少し時間を置いて濃い色を上からのっけると、ちょうどよくその強さが緩和されて、疲れと程遠いつややかな口元が出来上がる。

口紅→グロスの順で身に着けるよりも、少し自然なぷるっと感で、朝、きちんと唇を整えれば、夕方までごはんを食べる時間すらなくても、ちっとも疲れた顔にならない。

平日の朝、ずっと手を伸ばしていたら、もはやラスト1/4を残すばかりになっていて、もう1本ストックしておけばよかったなあと今更焦っているところ。

次の限定カラーが出たら、それを買い足そうかなあ。

 

そして、もう一つの「はじめてのベストコスメ」は、アイシャドウパレット。

こちらは今年のお正月、母が持っていたものを試して、やっぱりいいなあと唸り、出張先にアイシャドウを忘れたことを口実に、自分でも同じものを買い求めた。

https://www.instagram.com/p/BExPdoxL5Zr/

ルナソルのスキンモデリングアイズ#01 Beige Beige。定番も定番、ベストコスメの永遠の常連。

水彩パレットのような色とりどりのものをエスティーローダーで手に入れてからは、新しく買い足すのが、なんやかんやでブラウン系のパレットばかりになりつつある。

オレンジっぽい色味のものなんかも使ってみたけれど、ものすごくスタンダードなベージュが欲しくて、それならやっぱりこれしかないな、と。

わたしが長年色っぽいなあと思っていた世の女性の瞼の濡れた陰影は、ほぼこれで作られているのでは……! と言うくらい理想的な、大人の女性のためのベージュパレットだった。

最後、左下の〆色を使うまではいっそ不安になるくらいささやかな色付き。

けれど、そのすっぴんを全力できれいに整えるという趣が好きで、最近アイシャドウで目元を〆ることにこだわらなくなったのをいいことに、最後の1色をスキップしてマスカラに進むことも多々ある。

左上だけラメが少し大きいので、これだけ抜くとそれそれでまた、しっとりとした違ったテンションで仕上がる。

なんということはないけれど綺麗で、どこに行っても誰に会っても恥ずかしくない。

その清潔感のおかげで、唇の色をコンサバにしなくてもきちんとオフィス仕様のメイクに見えるから偉大である。

https://www.instagram.com/p/BExPf_2r5Zw/

そういえばこれを買ったのも、大阪のイセタンミラーだったなあ。コスメのお買いものは最近、伊勢丹づいているみたいだ。

 

自分だけの定番を探す旅もいいけれど、みんなの定番と言うのはつまり既に「昔ながらの名品」だったり、ゆくゆくはそうなっていくわけで。

そういうものをひとつずつ揃えていくのもまた、大人になっていく愉しみだという気がしている。

次はゲランのラディアントタッチかなあ、と狙って早2か月ほどが経った。別にいつ買ってもいいのだけれど、そこが定番の難しいところで、今でも明日でもたぶん来年でも、苦も無く手に入るものだと思うとかえって手が出なくなるからふしぎだ。

もしかすると、だけれど。

そろそろうっかり出張のときに、コンシーラーを忘れて家を出るべきなのかもしれない。