ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

充電上手な週末

念願の豆ごはん。出汁を少したらして、桜色の塩を散らして。

https://instagram.com/p/1GJuB5L5WB/

グリンピースは別に茹でて最後にあえると色がきれいらしいけれど、去年そうして作って、少し物足りなかったので、今年はいっしょに炊き込むスタイルにしてみた。

お鍋にお湯を沸かす必要もなくて楽ちんだし、やっぱり味が染みている気がして、こっちの方がわたしは好きかも!

お米も安定のゆめぴりかで、しあわせな春の味。冷めてもおいしいので、残りはおにぎりにしようかな。

おまけと言うには贅沢な鮭は、北海道産を冷凍しておいたもの。皮までぱりっと焼いた鮭は、一切臭みがないのに、ぎゅっと味が詰まっていて、魚よりも肉派のわたしでも毎日食べたくなる味。

柚子大根と、しその実のお漬物もちょこちょこつまみながら、お味噌汁をすすりつつごはんを2杯もおかわりしてしまった。

https://instagram.com/p/1GJsuUr5V-/

初日のじゃこと高菜の混ぜごはんといい、白と緑の対比がきれいな混ぜごはんを食べてばかりなので、手に入れたばかりのこの砥部焼のお茶碗は、わたしの中ですっかり春のイメージになりつつある。

ところで、最近、やたらとほうれん草がおいしい。今日のお味噌汁の具もほうれん草。

鉄分が足りてないのかなー、という気もしつつ、一人暮らしをはじめたときに、とりあえず「ほうれん草を食べていればちゃんとした食生活をできている」というおまじないめいた習慣ができていたせいな気がしている。

実家ではよく食べたおひたしや白和えは、あまり作らず、どちらかというと洋食が多いけれど、お味噌汁だけは別。

それ以外だとクリームやミルクと相性がいいので、スープやグラタン、そうでなければ、ベーコンといっしょに炒めることが多い。

ほうれん草と牡蠣、それからほうれん草とベーコン! このふたつは、ほうれん草を思い浮かべると、季節に寄らず調達しなくちゃとそわそわする食材である。牡蠣は期間限定なのがほんとうにもどかしいくらい。

その点、ベーコンは春夏秋冬いつでも手に入るので、いつでも手に入る口福である。

パンケーキの有名なお店では、なぜか隠れ人気メニューのようになっているほうれん草とチーズのオムレツが、やっぱりこの間行ったお店でもしっかりおいしくて、それ以来、家でサンドイッチをつくるときには必ずこのメニュー。

https://instagram.com/p/1FYyw5L5VJ/

ほうれん草とベーコンをどちらも細かく叩いてソテーし、上からチーズをかけて最後オーブンで焼いてもおいしいし、ベーコンだけ先にこんがりと焼き、簡易的なオムレツを作って上にのっけるのも素敵だ。

今日はいちばん簡単なスクランブルエッグver.で。ほうれん草をソテーし、チーズもいっしょに軽く炒める。

ベーコンは焦げる一歩手前くらいまでかりかりに焼くのが好きなので、先にじっくりと焼いて。サラダを作る手間も省けて、1枚で食事が済むので、トーストにのっけるのがいちばんだけれど、カレーにのっけたら罪深いほどおいしかった……。

緑色を取ると安心してしまう癖は、一人暮らし1年目の時からちっとも変っていなくて、ああ今日は体にいいごはんだった、としみじみ思いながら3本目の映画も観終わった。 

しあわせのパン [DVD]

しあわせのパン [DVD]

 

最初から最後まで、絵本のようだった『しあわせのパン』は、ひたすらまったりとしていて、のんびりとした休日にはぴったりの映画。

3作続けて、特に大きな出来事の起きない映画を観て、ともかくまったりした週末だった。明日は旅行先で恋人が買ってきてくれたパンがあるので、少し早起きして食べよう! ともくろんでいる。

と思ったのだけれど、そういえば、土曜日は新宿で一足先に『阿修羅城の瞳』を観ると言う一大イベントがあったのだった。

お芝居自体は12年前なのでもちろん行けておらず、DVDでは二度ほど観た。舞台挨拶付きという事で、映画館へ。

今回、上演時間を短くするために全体の尺が短くなっているらしく、おふざけシーンがちょこちょこカットされていたせいか、なんだか覚えていた印象よりも随分と深刻なお話だった気がする。『蒼の乱』もこんな感じなるのかなー。

おふざけ要素があって長い方がむしろ短く感じるかも! という気も個人的にはしたけれど、終演後の舞台挨拶がそれを補って余りある主演おふたり×司会の中井美穂アナウンサーのおふざけ感で、最終的にはよく笑ってすっきりした気持ちで劇場を後に。

染五郎さんはあんな少年っぽいキャラなのですね、とはじめて知り、さっきまで観ていた色っぽいキャラとのギャップにくらくら。

天海祐希さんは、常にイメージを裏切らないサービス精神。黒いお衣装のせいかますますぱあっと白く美しく、ともかく気風のいいお姉さんだった。*1

心も体も健やかになった週末。明日から1週間、ちょっとがんばろう! と思って日付が変わったのを眺めている。

*1:自虐に始まり、相手役をひたすら褒め殺し、ゲキ×シネ自体の宣伝・DVDの宣伝・『蒼の乱』の宣伝と3つの宣伝をこなし、颯爽と去って行かれた。