ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

HAPPY NEW YEAR 2015

新年。2015年である。なんだろう、この年号。未来か。

http://instagram.com/p/xbhZ6PL5Sc/

というわけで、なんやかんやで、この日記も早3年目である。書き始めたときからそんなに時が経ったとはとても思えないのだけれど、そういうことになる。

毎日書いているわけではないし、毎週末書いているわけでもないし、ということであまり記事数が多くないのが、とても3年目に突入したようには思えない要因の一つかもしれない。

でも、このゆるゆるとしたペースがあっているようで、かつてのダイアリーのように、ここも辞めることなく閉じることなく、ゆっくりと続いていきそうな気がしている。

そう考えると、はてなとはずいぶん長い付き合いになる。もう10年くらいやっているのかな? そりゃあ、他のブログサービスやら何やらに浮気をしても、戻ってきてしまうわけだなあ、と思う。

物事が続かないタイプのわたしにしては、ほんとうに珍しい存在で、この素っ気ない、書いて、記録して、ときどきお星さまというご褒美をいただいて、という仕組みがとても好きだ。

今年も、いろんな個人的な「よいこと」「楽しいこと」を、集めていければいいなあ、と思っている。

引き続き、「ぽつぽつと」「ゆるゆると」という言葉がこれ以上似合うこともないだろう、というペースでただ日々を綴るだけですが、ごゆるりとお時間のある際にはおつきあいください。

既に三が日は過ぎてしまいましたが、改めまして2015年、あけましておめでとうございます。

 

この年末年始はといえば、一年分をまとめて休んだように、よく休んだ9日間だった。よくよく思い返してみると、午前中に起きた日がなんと数えるくらい(!)である。

その分、夜は遅くまで遊んではいたけれど。

帰省してすぐは、なぜか突如として『24』にはまったらしい父が、それはもうマラソンのように観ているDVDを、わたしも母といっしょにソファに腰を降ろし、ポテトチップスを食べながら延々と見た。

それに触発されて、翌日の夜は、わたしも「Hulu」でずっと気になっていた『New Girl』を観て見たり。共通項は海外ドラマということくらいだけれど。

数年前にNYに母と旅行に行ったときに、もうすぐ放送! と街中に大きな広告が打たれていたのを観て最初に気になったはずなので、もはや数年越しで気にしていたことになる。もうちょっと気になったらすぐに試してみるようにしよう、と思ってはいるのだけれどなあ……。 

New Girl: Season 1 [DVD] [Import]

New Girl: Season 1 [DVD] [Import]

 

見始めてみれば、なんと1話20分というコンパクトさと、完全なシットコムでもっと早く見ればよかった! と。かまえて観るようなタイプのものではなく、ちょっと笑ってちょっとほろりとして、のための20分だった。

ちなみに、同じく海外ドラマ好きの妹は、帰省して顔を合わせるたびに、『THE DOME』を律儀に進めてくる。広報担当かと思うくらい。*1

 

ドラマの合間には、よく本も読んだ。特に、妹とそれぞれ買ったばかりの新刊を交換して読んだ夜は、永遠のように長かった。

どちらも追い詰められ、逃げる女性の話で、わたしが貸したのは、『ナオミとカナコ』。

もう数年で30歳という親友二人が、何かに背中を押されたかのように、共犯になることを決め……という読んでいてとても疲れる(?)お話なのだけれど、これが面白かった! 滑り込みで2014年のベストになってしまったくらい。

テーマは陰鬱なのにハラハラはしても、ちっとも陰鬱にならない書き口で、まさしく“ページターナー”。

主人公ふたりの苦悩や葛藤、そして怯えや決意は痛いほどに伝わってくるのだけれど、読んでいて決して、重い気持ちにも、暗い気持ちにもならないのが新鮮だった。冷静に考えると、とてもひどい話なのに……!

2014年がWヒロインの年だったことを考えると、最後にかなり大人な、そして「そうは言っても応援したくなる」女性ふたりが主人公の小説が、個人的な“2014年の今年の1冊”になったのが象徴的で面白かった。

 

それ以外の夜も、家族で朝の3時まで(!)カラオケに行ったり、お約束の紅白を観てだらだらと大晦日を迎え、年が明けてからも深夜番組を流しながら本を読んだり、おしゃべりしたり。

東京に帰った夜も、すぐに休むのではなくて、最終便で帰ってくる恋人を迎えに、いったん荷物を置いてごはんまで軽く食べた上で、ひょこひょこと羽田まで足を延ばしたりした。

朝起きなくていいということ、明日の予定を気にしなくていいということのしあわせを、存分に満喫した年末年始になったと思う。

明日からは、またすぐにエンジンをかけ、ずっとトップスピードに入り続けているような日々がしばらく続くけれど、その分、今日まで心行くまでだらけよう、とやりたいことしかしなった9日間。

何をしたと訊かれたら、一点の濁りもなく、「休んだ」と即答できるお休みも、働き出して3年目にもなるといいものだな、としみじみ思いながら、今年最初の日曜日が終わってしまわないように、今日も夜更かしをしようとしている。

*1:第1シーズンは実は途中までわたしも観た。面白いけれどSF色が強くなってきたところで、休憩している。