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ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

夜更かしドーナツ

3連休。またも台風ということで、特に大きな予定は立てず、ゆったりとした秋の週末。明日のお昼ごろからは天気も悪くなるみたいだし、またも家でまったりかなあ、と思っている。

http://instagram.com/p/sXUXByr5V1/

初日は月に一度会う友人と開催する“昼から晩酌の会”があったのに、前日しこたまアルコールを摂取して明け方近くにベッドにもぐりこんだわたしは、晩酌の時間になってもちっともアルコールにたどり着けなかった。

21時ごろにようやく、ひとくちビールをもらったら、疲れと酔いが一瞬で回り、眠ってしまって、反省しきり。

でも、ひさびさに意味のないことをだらだらとしゃべり、流すだけのはずだったDVDを隅々までつっこみながら観たり、お茶の間感あふれる時間で楽しかった。

どの時代の友人よりも、この会のメンバーがいちばん“女友達”っぽくて、それはたぶん、会話に意味を求めないからだろう。

 

3連休中日は、初日に乗るつもりだった中央線に乗って、吉祥寺へ。

http://instagram.com/p/uDKAM9r5WP/

ホームで、おそらく昨日、友人が終電で使ったちーばくん電車を見つけ、写真を送りつけてみる。

天気は思ったよりも悪くなく、ただ、薄手のワンピース1枚では、もう少し肌寒いくらい。80デニールの黒タイツが見た目にも、そして体感的にも暑くなかったのは、今年の秋はじめてで、ひざ掛け代わりにと思って手に持っていたトップグレーのストールも、ぐるぐると肩に巻きつけたくなる。

恋人も秋らしいカーキに黒いジャケットで、ああもう夏は終わったんだなあ、と思う。白と青のストライプとか、生成りのシャツとか、リネンとかコットンとか。そういう軽やかなものでは、少し心細い季節になってしまった。

 

コートなしでは長々と外を歩いている気分になれず、着くなりもりもりとお昼を食べ、あまりの寒さに3coinsでタイツを大人買いし、帰宅。ごく短い吉祥寺滞在となった。

家に帰った途端、外は真っ暗に。最近、ほんとうに日が落ちるのが早くて驚く。

土曜の朝、二日酔いの中、さわやかさを求め片づけた部屋は快適で、久々に拭き掃除までしたので、そのまま床にほっぺたをつけて眠れそう。お菓子も適度にあり、巣篭りするには完璧な状態である。

明日の朝ごはんは、1年ぶりに食べる「はらドーナッツ」*1の予定なので、明日の朝まで完璧なことは、もう決まっている。

http://instagram.com/p/gqMgufr5aF/

休日の朝ごはんとして、いちばんしあわせなのはドーナツと熱いコーヒーだと思っていて、あのじゅわっと広がる甘さと油の味、それからニットにくるまれてすするブラックのコーヒーの熱さを思い浮かべると瞬間でしあわせになれる。

お休みの日といえば、朝食をとるのは10時や10時半が望ましいのだけれど、ドーナツとコーヒーの組み合わせだけは、まだ空が白々と明るくなり始める時間帯でいい。

できれば眠らずに遊んだあと、大きく伸びをしてPCやDVDを消し、めがねを外して大きな窓を開け、外でさわやかに泣き始めている鳥の声なんかを聴きながら。

夜中何度も紅茶をすすったマグカップを洗い、インスタントでもいいからコーヒーを淹れて、朝の6時や7時にかじりたいのが、ドーナツである。

 

大学生のときは、何度かそういう、わるい朝食を楽しんだ。たいていレポートに追われた時期で、レポートを書く合間にDVDを観たり、ウィンブルドンを観たり、アメリカGPを観たり、ライブストリーミングで4CCを観たりした。

あの頃、夜から朝にかけての数時間は、無限だった。

気づいたら始まっていた翌日に気持ちを切り替え、おなかが空いたからと立ち上がり、口の周りをお砂糖でじゃりじゃりにしながら食べるドーナツは、たっぷり遊び足りた味がした。

 

基本的にはどっしりとした粉ものが好きなのに、ドーナツだけは食感が軽いものの方が好みなのは、あの時期、朝ごはんにばかり食べていたせいかもしれない。

いわゆるケーキドーナツだったり、ミスドでいうところのオールドファッション系よりは、イースト系の方が好みである。中でもハニーディップには目がなくて、新商品がいくら出ても、これをひとつは混ぜないと落ち着かない。

だから、はじめてクリスピー・クリーム・ドーナツを食べたときは、これがわたしの朝ごはんだ、と思った。

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齧ったそばから歯が溶けてしまいそうに、甘くて熱いオリジナル・グレーズド。

当時は、ほんとうにドーナツに人が並ぶんだということに驚き、並んでいる間にまるまる1個、これから買おうとしているものが配られることに目を見開き、驚いている間に列が進んで、並ぶのがそれほど苦にならなかった。

 

今でも、遊び歩いた街においしいドーナツ屋さんがあって、家に帰ってまだまだ遊べそうな土曜日は、ドーナツをひとつ買って帰りたくなる。

朝ごはんには、ちょっとジャンクに過ぎることは十分にわかっていて、だからこそ、今日は誰にも寝なさいと叱られない、わるい大人を楽しむぞという夜には、とことん体にわるいことをしたくなって、お砂糖と油が欲しくなるのかもしれない。

「はらドーナッツ」は、どちらかと言うと、健やかな味がするのだけれど、それでも朝ごはんがドーナツというだけで、夜は無限に長くなる。