ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

Frozen

月曜日。普段なら嫌な曜日だけれど、今日はちがう。6時に起きて遊ぼう、と思っていたのに、それより1時間早く、ものすごい揺れで目が覚めた。天災だけはどうしようもないけれど、どうしようもないからと言って、納得ができるかというとそうではないよなあ。日々、何事もないことを祈るばかりである。

楽しいことをして生きていかなくちゃ、しあわせだと思って、今日を終えなくちゃ、という気持ちが強くなる。残りのお休みも、堪能するつもり。

 

さて、行きの電車でどれだけ旅情が満たされていても、最寄駅に着いてからが本格的な遠足のスタートなわけで、8時前にしてもうすでに5時間くらい起きているという状態で、遊園地のゲートをくぐった。それでも、既に開園から約1時間経っているというのだから、なんというか、いろいろと常軌を逸している。

お昼は暑くなりそう、ということで、ほぼ唯一と言っていい前日にした準備を持って列に並んだ。

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いつかのMy Little Boxに入っていたキャンパス地のトートバッグに入っているのは、凍らせたソルティ・ライチといろはすのりんご。

凍らせたペットボトルというのは、遠足を通り越して、いっそ運動会や体育祭を思い出すアイテムで、これが同い年ですでにお母さんになっている子なら、きっと記憶が更新されているのだろうけれど、まだわたしにとっては子どもの頃の浮かれた行事の匂いがするものである。

子どもの頃は、なんでも凍らせるのが好きだった。バナナも、ちゅうちゅうと吸うタイプのパウチのジュースも、ヨーグルトだって、凍らせれば普通に食べるのの何倍もおいしく感じた。凍らせるという魔法をかけた瞬間、日常がするりと非日常に変わるのが面白かった。*1

ところで、My Little Boxでいちばん楽しみなのはコスメだけれど、活用率が高いのは、意外にこういったオリジナル雑貨の方かもしれない。これも、入れてみるとペットボトル2本に加えて、おそらくお財布やiPhone、文庫本に小さなメイクポーチくらいならするっと入りそうなのに、見た目は小ぶりでとてもかわいい。

 

そうして水分補給はばっちりの状態で、まずは、出入り口からいちばん近い”ええじゃないか”に並び、朝の9時半くらいには、盛大に振り回されてすっかり目が覚めていた。

その後は間髪入れず、”ドドンパ”へ。今回のテーマは「ひたすら絶叫する」だったので、無休で次から次へアトラクションを回った。

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とても混む、と混雑予想では見ていたのだけれど、それほどでもなく、いちばん待ったもので2時間弱、人気TOP3以外は1時間くらいで待ち時間は終了、ということで、非常に快適だった。

結局、朝の8時から休むことなく乗り続けて、夜の7時までかけて、乗りたかったものはほぼすべて制覇した。*2しかし、当初の目的通り、アトラクションに集中しすぎて、午前中の内はとてもきれいに富士山が見えていたはずなのに、一切写真を撮った気配がない。

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昼間は少し暑くなったけれど、それでもまるごと果物を凍らせたアイスキャンディひとつで、十分クールダウンできる暑さ。パインとメロンがあって、どちらもはかない甘さがおいしかった。しっかりした味が好きなら、パインの方がおすすめ。

もちろん、凍らせておいたペットボトルはどちらも、五月の富士山の見える遊園地で、夢のような味がした。

*1:もはや大ブームとなってしまった『アナと雪の女王』を観たときにも思ったのだけれど、子どもにとって、凍るというのは一番身近な魔法なので、あれだけわくわくするのだと思う。魔法もファンタジーも、日常から地続きであればあるほど、素晴らしい。

*2:恋人は、高飛車も乗りたかったようだけれど、わたしはちょっとさすがにあれは……と思っていたので、時間切れでほっとした気持ち。