ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

服を脱ぐのが待ちきれない

月曜日が終わると、「さてこれで後4日」と、既に脳内でお休みへのカウントダウンが始まってしまう。昨日読んでいた本に「人生の目的を週末だけにおいていた」だか、そういうニュアンスの一文があるのだけれど、まさにそんな感じ。

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とはいえ、2014年になってからは、年始の目標通り、本を読んだり映画を観たり、TVはあまり観ないけれど、わざわざ過去にさかのぼってラジオを聴いてみたりと、平日にも楽しいことをしている。

毎日、家に帰って、服を脱ぐのが待ちきれない。チャックを下ろしながらラジオを流して、タイツを脱ぎながらお湯を沸かして。1枚脱ぐたびに、わかりやすく身軽な気持ちになる。

 

ラジオはもっぱら、ANN。一時期は女の子の声が聴きたくて、AKBばかり聴いていたけれど、最近は『こじらせナイト』というTV番組にはまっているので、その中のおふたりがされているラジオを精力的にさかのぼっている。

下ネタがときどきキツイ以外は総じてとても面白く、真面目に聴いているとついつい声を上げて笑ってしまうくらいなのだけれど、能町さんの声が心地よいせいか、夜にかけると気づくと寝てしまうのがちょっと悔しい。出だし15分だけ聴いてその後を知らない回が、すでにたくさんある。

明日が突然の最終回ということで、リアルタイムで聴けるかなー。なんて考えるほどには、ちゃんと平日も自分の時間を持てている。

 

いちばん大事なのは、帰ってすぐベッドに直行しないことかもしれない。去年のわたしは、何時に帰ってこようとも、常に寸暇を惜しんでベッドにダイブしていたせいで、たとえ8時に帰れても、ほとんど何もできずに平日を過ごしていた。*1

ものすごく眠くてともかくたった今寝ないとやばい、という日以外は、とりあえずがんばって1時間好きなことをしてから寝る癖をつけたら、ずっと眠っていた読書の習慣も復活した。たぶん、この3ヵ月で読んだ本で、昨年半年で読んだ本の総数を上回っていると思う。

さくさく読めるエッセイで数を稼いでいるとはいえ、なかなかのハイペース。

 

そして、働き始めてすっかりなくなっていた、平日に香りをまとう習慣もまた、少しずつ戻りつつある。まだ毎日というわけにはいかないけれど、週に2日くらいは、朝、思い出して玄関先で立ち止まる余裕ができてきた。

ネイルと同様、香水もなぜか玄関に収納スペースがある*2ので、わたしの余裕は、だいたい玄関に靴を履く以外の用事で立てるかどうかで、おおむね判断できる気がしないでもない。

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ここ最近出番が多いのは、実はサンプルのクロエ。本家は流行りすぎていて、香りそのものをきちんと試したことがないのだけれど、ローズの方は雑誌についていたのを、なんとなく手元にとってあった。

本家はよく知らないので置いておくとして、こちらはなるほどそりゃあみんなつけるよなあ、という感じ。ローズ×石鹸というキーワードの好感度と棘のなさを、そのまま香りに閉じ込めたようなきれいな香りだと思う。

いい子過ぎてつまらない、としか難癖のつけようがない香りで、それはつまりまあ、「いい匂いです」と素直な気持ちで白旗を揚げたくなる感じの良さ。

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感じがよい、ということが、面白みがあることよりも大事な場面は多々あるわけで、必然的に出番が多くなっている。

こういう香水を「流行ってるから」とか「男受けがいいから」ではなく、単純に個人的な嗜好として「好き」といえる女性は、たぶんほんとうにきちんとしてかわいらしい女性だから、きっと離さない方がいいと思う。*3

わたしはといえば、この香水に対して、「そういう女性はいいな」と思っているという距離感なので、いろいろと、もう少しあくの強い香水にも浮気をしていくつもり。

平日の朝、せっかく着込んだ服をめくって、腰につけた香りが、家に帰って服を脱いだ時に、ふわっと思い出したかのように立ち上がる瞬間が好きで、ちょっとまだひとつの香りには落ち着けない。どんな香りも、あの瞬間はそれぞれ別の、とろけてしまいそうな香りになるから。

*1:それだけ疲れていたんだろうけど

*2:なので、部屋全体の印象の5割増しくらいで、うちの玄関は女子っぽい。

*3:そしてきっと、とてもしっかりしている。