ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

ただの日記

しごとで頭を使って、あまりよくものが考えられないので、ただの日記を書く。

週末。特に何をしたというわけでもないのだけれど、なんだかとても長い週末だった。なんでだろう、と考えて、たぶん一日の大半を本を読んで過ごしたせいだ、と思いあたる。

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今、家にはふたつ本棚があり、玄関の本棚はなんというかビジュアル担当になりつつあるのだけれど、久々にそこに飾ってあった「yom yom」もめくったりした。

「yom yom」が創刊されたとき、わたしは大学1年生だったのだけれど、あれは衝撃だったなあ。たぶん、雑誌を毎月発売日に買うのは、あれが最初で最後になると思う。写真は6号だけ抜けているけれど、それは実家の本棚にあるから。*1装丁が変わった時には、だから、本気で悲しかった。

 

それで、読書。わたしは微妙に本を読むのが速く*2、でも本の中ではたっぷりと時間が流れるので、本を読んでいると奇妙に時間がねじれるのだ。

こんなにたくさんの時間を過ごしたのに、まだ10分しか経ってない、とか。

たぶん、本さえ読んでいれば、わたしの時間は無限に長くなる。映画やアニメ、ドラマやラジオも好きなのだけれど、それはきちんと等しく時間が流れるので、そういう「チート」っぽい時間の稼ぎ方はできない。

でも、決められた時間をかけて楽しむことも好きなので、土曜日はたいへん楽しく『宇宙兄弟』を観たりもした。そして、これは唯一最近毎週観ているTVの『こじらせナイト』まで観てたいへん満足して眠る。

金曜の夜から日曜の朝までが、なんだかちょっともうびっくりするくらい長くて、1時間ごとに「まだこんな時間?」と驚いていた。

 

日曜日。

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夜更かしもしたので、朝は11時手前まで寝ていて、起き抜けにまたぱらぱらと読書。紅茶をごくごくと飲み、昨夜のシチューの残りを温め、コーンスープも飲んで、おなかをたぷたぷにしながら朝ごはんをたいらげた。

パンも前日買っていて、恋人はクロワッサン、わたしはクリームチーズデニッシュ。

途中、一口交換しようとして、初めて恋人が甘くないクリームチーズが苦手なことを知る。カッテージチーズも苦手、チーズ味のお菓子も軒並み苦手、でもチーズケーキは好き、そしてベビーチーズは好物、らしい。

とはいえ、考えてみれば、わたし自身だって、そういう節はあって、たとえばお赤飯と豆ごはんに入っているそれぞれの豆は大好物だけれど、甘い小豆はもう苦手だし、フムスを好きだと言ってみたいけれど、実はもそもそしていて心から好きになりきれない。

夏が来るたびに、ビールを好きになりたいと思うのと同じくらい、枝豆を心からおいしいと思いたい、と思うけれどやはり「まああれば食べる」というスタンスを抜け出せずに、飲酒年齢6年目の夏を迎えようとしている。

でも豆ごはんの豆は心底好きで、たぶん、よっぽど肉を絶った生活をしていない限り、「ステーキと豆ごはんどちらかを食べさせてあげる」と言われたら、おそらく迷わず豆ごはんを選ぶ。

 

豆やチーズにはそもそもいろいろな種類があるわけだけれど、これがたとえば一つの食材(卵とか?)であっても、たとえば焼いたのは好きだけど生は嫌い、とか、そういう具合に、人の好みというのは思っている以上にかなり細かいものなのだなあと。

少なくともわたしはそういう風にものを好きになるタイプで、だからいっそう、「いやあもうね鮭ならなんでも好きですよ」みたいな明朗さを持って食べ物を愛せる人を見ると、いいなあと千回くらい賞賛したくなる。*3

 

というわけで、火曜日である。

うーん、長い! 何が長いって1文が長い。ただの日記を書くつもりで始めたのに、なんだかよくわからない文章になってしまったのは、たぶん、今日の天気のせいだと思う。

今日はとてもいい天気で、もちろん3月の頭あたりからちょくちょくよく晴れた日もあったのだけれど、今日のそれは「あ、春だ!」という天気のよさで、そうしたら「豆ごはんだなあ」という気持ちになった。実際には、初夏~夏の食べ物なのだっけ。

こんな風に脈絡なく、あっちこっち好き勝手に行く思考をただ書き留めるのが、ただの日記らしくていいかな、なんて思っている。まあ全部、春のせいです。最近のマイブーム。

*1:帰省したタイミングで出た号だった

*2:速読というわけではない。たとえば標準的な文庫本なら45分、薄めの単行本であればだいたい30分くらい。

*3:例に出してみて思ったけれど、でもわたしもわりと鮭に関してはそういうスタンスかもしれない。