ときどき晴れのくもり空

いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

10年ぶりの、いちごシロップ

週末は、今年も爪に色をのせるところからスタート。こんな直球ピンクは久しぶり!

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"My litlle box"に入っていた、#NI299 You're an Angel。*1

自分で買うと、たぶんちょっと前のわたしは選ばなかった色で、でもやはり、ピンクというのはどうしたって心躍るものなのだった。結果的に、いつも以上にうきうきネイルタイム。

ピンクが他の色と違うのは、それがささやかなものであればあるほどかわいい、ということだ。例えば同じ暖色でも、真っ赤なコートは真っ赤なネイルよりむしろ可愛いくらいだけれど、ピンクに限って言えば、断然、ネイルの方がかわいい。

面積が小さければ小さいほど、その甘さが引き立ち、「ああやっぱりおまえはかわいいねやっぱりかわいいと言えばピンクよね」と思う。


わたしは決してピンクで育った女の子ではなかったけれど、その分、ずっとピンクには屈折した憧れを持っていた気がする。

赤と青があれば迷わず青を、ピンクなんて以ての外、という十代の間ずっと、ピンクを楽しめるようになったら大人だなあ、と思っていた。

ピンクを解禁したのは16歳の時。その時も、ネイルだった。当時はいちごシロップネイル、というのが流行っていて、赤よりの色なら! と、たしかたいへん背伸びをして、テスティモのネイルカラーを買ったのだった。

なので、この手のピンクを見ると、なんだかくすぐったい気持ちになる。

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一度塗りだとムラになるけれど、少し透ける感じで、それはそれでかわいい。二度塗りでボトルと同じ色になる。乾くのがとても早くて、これならば塗ってすぐに眠れそう。

あまりにかわいくて、クリスマスにも塗ったのだけれど、ほんとうにしあわせな気持ちになった。

10年前(!)と違うのは、ざくざく入っていたシルバーラメが、品のいいパールにかわったこと。変わらないのは、週末になると出番があることだ。

17歳の頃は、大人になったらいつも好きな色を爪にのせよう、と思っていた。平日とか、週末とか関係なく。わたしの職場は自由なので、おそらくこの色を平日にのせていても問題はない。

ただ、わたしは当時の自分が予想していなかった程度には、「形から入る」タイプだったみたいだ。ネイルとお化粧は、完全にそのスイッチとなっている。

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第一、この、のせた時の昂揚感! 週末ですよおやすみですよこれからしあわせな時間が始まりますよ、とひとつひとつ爪が染まる度に、わくわくが膨らむ。

毎日この色を身につけられるより、金曜の夜、あるいは土曜の朝、そんなわくわくをのせられる方が、得難いしあわせだという気がしている。

*1:[http://www.opijapan.com/nicolebyopi/:title]