2013 Christmas
年末。ばたばたと仕事納めをして、気が付いたらもう今年も数日である。
今年のクリスマスは、本当に楽しかった! イブとクリスマス当日も、思っていたよりずっと早く帰れて、本当に本当にしあわせだった。
意外ときちんと家で”乾杯”をする機会が多いので、ようやっと、グラスを買った。ワイングラスと迷ったけれど、細い方がかわいくてシャンパングラスで。
前日つくってもらっておいしかったクリームスープをリクエストして、これも、依然つくっておいしかったツナと大葉とアスパラのパスタと、昨日の浮かれたチキンの残りを並べて乾杯した。書いてみると、この日、わたし一品も作ってない! ひどい!
そして、手伝ってもいないことは、出てきたパスタに、パプリカの赤でクリスマスの色が足されていたのに歓声を上げた記憶からも確かである。来年はせめて手伝おう、と思う。
ゆっくり食事をして、ぶどうジュースみたいに甘い赤ワインのボトルも、ようやくきちんと空いた。
お酒を飲んでごはんを食べて、ゆっくりいろんなことをしゃべって、いっしょに何かを見て……。そういう、本当にその気になればいつでもできることのはずなのに、こういうイベントごとでなければ、実際はお互いに疲れていてなかなかできない。
今年のクリスマスは、3つ映画を観た。23日は、クリスマスだから、ということで、恋人が突如思い出した映画を。
わたしも子どもの頃、何度も何度も家族で観た、大好きな映画。
でも、あらすじ以外はちっとも覚えていなくて、その癖、みんなでアイスクリームをこっそりつついているシーンなんかは無駄に鮮明に覚えていて、ふわりと記憶の輪郭をなぞるような、不思議な映画体験になった。
24・25日はクリスマスそのものを楽しみ尽くす映画を。
この映画はすごくよかった! ともかくクリスマスが好きになる。
もうひとつは、中学生のときに『ハリー・ポッター』の映画を観に行ったときに、気になってずっといつか観たいと思っていたもの。
どちらもクリスマスにはぴったりで、でも、ふたりして「あとはこれさえあれば!」と声をそろえてしまったのは、『ホームアローン』。来年はこの3つに加えて、きっと観よう。
街は浮かれていて、それを25日までわれわれも維持できたことが、ほんとうに嬉しかったクリスマスになった。