塩とパスタと三連休
久々にまるっと三連休がすべてお休み。それにしても、今年は三連休多いね、という話になった。たしかに、去年よりも体感的には多い感じ? 実際はどうなんだろう。
お互いばたばたしていたので、この三連休はひたすら家でゆっくりしようという話になり、「どこかに行かなくちゃ」という気持ちがまったくないまま、三連休に突入。今年は出張も含めて、よくいろんな場所にいったので、家でゆっくりすることにまったく罪悪感がない。*1
ただ、ひたすらだらだらするのも、三連休となるとなんだかおもしろくなく、とりあえずテーマを決めた。
生活らしい生活をすること。
せっかくフライパンも新調したのに、家でごはんを作る機会がほとんどなくて、*2ほったらかしになっていたこともあり、まずはごはんを作ることに。
メニューはなんでもよかったのだけれど、この塩を使ってみたかったので、パスタを茹でることにした。
思うのだけれど、やる気のスイッチなんて、そんなものなのだと思う。ピンク色の塩とか、いつもよりちょっといい包丁とか、新調したフライパンとか、使ってみたい新しいお皿とか。
そんな些細なものが、何か月もしていないことを、えいやっとやらせてしまうし、些細なくらいのものじゃないと、なんだか大仰すぎて、また腰を上げるタイミングを見逃してしまう。
冷蔵庫には、わたしがリクエストして何日か余裕がなかったため、そのままとなっていた豚汁の材料が一式揃っていた。夕食に使う予定を確認し、少し材料をおすそ分けしてもらう。
大きな鍋でぐらぐらとお湯を沸かし、それだけのことで、だいぶ幸福になる。学生の頃は、こんなのいつでもできたのになあ。働き始めると、ただお鍋にたっぷりとお湯を沸かすことがこんなにも難しい。
もちろん、単純に忙しい、というのもあるけれど、たぶんそれでもちゃんとごはんを作りながら同じような働き方をできている人もいて、わたしはあまり要領がよくないタイプなのだと思う。平日に生活をするのが、相変わらず苦手なままだ。
で、料理というにはあまりに簡単なお昼ごはん。水菜と豚肉を借りて、和風ペペロンチーノ。こんなの、塩とオリーブオイルが美味しければ美味しくなく作る方が大変な料理なので、きちんとパスタは美味しかった。
久々のこんな料理に過剰なくらいの「美味しい」をもらって、さすがに少し反省をした。
そして、この三連休はなるべく、自分のためにも台所に立とう、と決意したそばから、晩ごはんは念願の豚汁を作ってもらってしまう。具だくさんで、しょうがのたくさん入った、もうどう考えても体にいい味。
おやすみはまだまだあるから、これから挽回をするつもりである。