少しずつの行きつく先
暦モードを見ていたら、去年の今頃にはソファーを新調していたらしい。
もう一年も前かーという気もするけれど、もはやこのソファーがなかったときの生活を思い出せないので、まだ一年しか経ってないのが嘘みたいだ。
ソファーを買い、パソコン用にゆったりもたれられる椅子を買い、大学1年生のときに買った小さなデスクの横に、ひとまわり大きな白いデスクを買い足した。
昨年の夏には、念願の壁いっぱいの本棚も買い足し、どんどん部屋が快適になっていく。
使っている家具の基礎は、大学を機に上京したときのものだけれど、少しずついろんなものを新調したり買い足したりして、ようやく最後にいちばん大物の新調に辿り着いた。
ベッドである。
学生時代の家具はほとんど白だったのに、だんだんと茶色が増えて行って、最近新調した大物はことごとく濃い色だったから、最後の大物は初心に戻って真っ白に。
旅をしてホテルに泊まるたびに「このベッドが家にあればなー」とうらやましくて、逆に言うと、年々、それ以外は家の方が快適だなと思うことが増えてきて、とうとう最後の砦に手を出したのである。
何がうらやましいってその広さだったので、ぼんっと大きなサイズに新調。
横幅が広くなるので、その分、背が低いタイプに。真っ白なのも相俟ってか、むしろ今までより部屋が広く感じるくらい。
どうせならいろいろ遊べるスペースがあるといいな、と思い、枕元にたくさん収納があるタイプを選んだ。
最近すっかり使わずにただのインテリアになっていたライトも、久々に実力を発揮している。
枕元にコーヒーを置いて、ライトだけつけて本を読む時間がほんとうにしあわせ! 今年、読書量が増えているのは、ぜったいこのベッドのおかげだと思う。
読書のおともは、アウトレットで半額で売っていたリンツのチョコレート。
包装がシーズンを過ぎてしまったということで、たっぷり入って信じられないお値段だったリンドールを、おめざとして枕元にキープしているのだけれど、本の中にチョコレートが出て来たときにはひとつつまんでいいことにしている。
最近、久しぶりに『神様のボート』を再読したのは、無意識にチョコレートを食べる理由を探していたのかも。
缶は昨年行ったSNOOPY MUSEUMのもの。チョコチップクッキーがぎっしり入っていたものを再利用している。
すぐにパケ買いをしてしまうので、こうやってちゃんと再利用できると、それが正当化されたようで少しうれしい。
新しく来たベッドには、ちょっとしたテーブルがわりになる高さのヘッドボード(?)があるので、天気がいい日はカーテンを開けてベッドで朝ごはんを食べたり。
ある日はジューサー(そういえば、これも今年に入って新調したものだ!)でめずらしくバナナジュースをつくって、なつかしい本を片手にかんたんな朝ごはんを。
ファミリーマートのこのジュースは、中身がおいしくてボトルがしっかりしてて、まるっと楽しめるのがすごくいい。(って、これも再利用していい気になっているもののひとつだな……)
それにしても、ほんとうにどうしてもっと早く買い替えなかったんだろう、という快適さ。
旅行に行くと必ずやってしまう「縦と横両方に眠ってみて、ベッドの広さを堪能」というしょうもない儀式を、いまだに家に帰るとやってしまうくらい。
大人になるってたのしいなあ、と思う。子どものころの夢をひとつひとつ叶えていくのって、ほんとうにおもしろい。
写真の本は、子どもの頃いちばん好きだった本。
「深夜、屋根にのぼる」というあまり褒められたものじゃない遊びを発見した姉弟の話なのだけれど、この本に出てくる子どもはみんな、わくわくすることを必死で探して生きている。
わくわくは自分でつくるんだ、という気概をわたしはたぶん、この本に教わったんだと思う。
今年は何個そんなわくわくを見つけられるんだろうなあ、と思いながら新しいベッドでごろごろと贅沢な寝返りを打っている。
まずは快適すぎるベッドから出ないとなー。
Something New
今年新しく買ったもの。
ずっと前から欲しかったけれど、ベーシック過ぎて後回しになっていたもの。
オフホワイトのパーカー、深いインディゴのダンガリーシャツ、くすんだグレーと潔い黒のドライな質感のニット。白のスニーカー。
今、これを買わなかったらしばらく買わないだろうな、と思って清水買いしたジョンスメドレーのニット。(ニットはすぐに毛玉だらけにしてしまうので、高いものに手を出すのには勇気がいる……)
そして、ずっと欲しかったけれど、少し派手すぎて躊躇していたもの。
ビビッドピンクのフレアスカート、同じくぱきっとしたピンクの小さなショルダーバッグ、真っ赤な大判ストール。
休日。新しいものも昔からあるものも、そろって部屋の中で揺れている。
この冬、背の高いハンガーラックを新調して、どうせ暖房を付けているのだからと部屋干しをしているのだけれど、日に日に並ぶ色が鮮やかになっていって、それが目に楽しい。
それにしても、このハンガーラックがない間はどうやって部屋干ししてたんだっけ……と思うくらい快適。
平日はかわいたものをそのラックからそのまま選べばいいし、たたんでしまわないのでスカートやシャツにアイロンしなくても着られるしで、かなり洋服まわりのストレスが軽減された。
もともと使っていた背の低いものはバスタオル専用にして、それもさらに快適さに拍車をかけている。
浮かれた配色をもとめて、いつもは行かない街へも。
小嶋さんプロデュースの22; market*1に行って来た。ものすごく久々にラフォーレに脚を踏み入れたー! あのビル自体の若さとキラキラ感、すごいなあ。
初日にちらっと見に行って、あまりにも混んでいたのであっさり離脱した原宿のちいさなちいさなポップアップ店。あれは並ぶ造りだわ……しょうがない。
twitterを見ていたら、平日の夕方は空いているようだったので、完売祭を承知で仕事終わりにリベンジ。
結果、待ち時間なしでお買いもの終了!
平日の20時頃なら並ばずに済むみたい。初日見た友だちと並ぶ10代の女の子たちは、それもたのしそうだったなー! わたしはもういい大人なので、これくらいがちょうどいい。
タイミングよく、NO PANTIES*2とのコラボスウェット、ほしかった柄の方がぎりぎり残っていたのでゲット。Lサイズを少しだぼっと着るのがかわいい。
首回りがつまっていて裏起毛ですごくあたたかいので、さっそくお休み気分で着ている。肩から腕まわりがゆとりのあるデザインなのが、今っぽくてかわいい!
随時再入荷もあるみたいだけど、そのたびにめちゃめちゃ並ぶみたいなので、もう1回くらい空いていそうなときに行って、またそのときあるものの中で、ほしいものが見つかるといいな。
それにしても、寒さがゆるみはじめてから、白にばかり目が行く。
冒頭のやっと手に入れたものシリーズのオフホワイトのパーカーも、一年前くらいに「いつものパーカーを白にしてみよう!」という特集をCLASSYだかで見て以来、ずっと気になっていたもの。
それがこの数か月どうしてもほしくなって、ようやく手に入れた。
グレーを買って、これはほんとうに気に入ってオンオフ共によく着ている*3ので、同じDeuxieme Classeで買おうと思っていたのだけれど、ぜんぜん巡り会えなくて!
出張に行く度にその土地のお店を訪れてみたりしたりと、ずっと探していたのになかなか出会えず、結局、別のブランドに落ち着いた。
丈はコンパクトだけれど、少しボリュームのあるフォルムで、これはこれでかわいい。ちゃんとジップもゴールドだし。(ここはゆずれない!)
でも、やっぱりすっきりしたラインのDeuxieme Classeも素敵だから、もう少し探し続けてみようかな。
すこしずつ明るくなるワードローブは、たくさんの白とオフホワイト、そこにピンクにパープルが少しずつという浮かれた配色。
ひさしぶりに家に連れて帰ったお花も、ピンクにパープルをちらして白い部屋にかざっている。
ずっとベージュとネイビー、それからあわいブルーの気分だったけれど、今年の春は久々に少し甘やかな気分。
この週末はまた少し寒いらしいから、しっかりあたたかくした冬仕様の格好で、色だけでも春を満喫したい。
オムライスはしばらくいいや
オムライスが好きだ。
子どもの頃に母が作ってくれた、たっぷりのケチャップライスを破れないのが不思議なくらい薄いたまごでフライパンの上、しゃしゃっと巻き上げる昔ながらのやつも好きだけれど、はじめてとろとろのものを食べたときに思った。
まちがいなく今日からわたしの「好物」はオムライスだ、と。
というわけで、ここ数年ずっと食べたかったオムライスを食べに、今週末は銀座まで行って来た。
ふわとろオムライス好きの方がこぞってオススメしていた、喫茶YOUというお店。
歌舞伎座の横にあって、そちらでやっていた新感線の舞台を観た際には時間が遅すぎて行けずじまいになっていたのを、恋人が週末銀座に用事があると言うのを聞いて思い出した。
思い出したら俄然食べたくなって、わたしも同行し、オムライスを昼食の予定として行程に追加してもらうことに。
夜に会食や飲み会で行くことの方が多いし、プライベートであの近くまで行くときは日比谷の方が俄然多いので、休日のお昼に銀座胃に行くのは、もう十年以上東京にいるのに数えるくらいだ。
行くと思うだけでうきうきする場所というのがあって、それを「街」という単位まで広げると、休日の昼下がりの銀座というのはダントツな気がする。
ぜったいに香水をつけて出かけたいし、ヒールで歩きたい。いつもはつけない余分なアクセサリーを手に取ってしまう「ハレ」感がある。
それはわたしが、江國香織さんの作品で大人になったせいかもしれないけれど。
というわけで、寒い寒い一日に、しっかり防寒をして、でもいつもならしないブレスレットやネックレスをつけて遊びに行った。
もっとも正確には、お店の最寄駅は東銀座で、駅の出口案内にしたがって進むと、急に視界が開けてびっくりする。
きっと年中こうなのだろうけれど、「お正月だー!」とものすごくテンションが上がってしまった。
にぎにぎしいという言葉がよく似合う、歌舞伎座の地下。そんな歌舞伎座の横にひっそりある喫茶店へ。
既にたっぷりお客さんが待っていたけれど、しばらく待てば入れそうだったので、いっしょに並んで待つことに。
少し待って案内された店内は、とってもレトロでかわいい。わたしはカメラは持っていないけれど、一眼レフを持っている人にはたまらないんだろうなあ、と思いながらきょろきょろ。
ハンバーグやサンドイッチもおいしそうだったけれど、ここはさすがに初志貫徹でオムライスを。
でも、サンドイッチも気になったなあ……。
並んでいる間は悩んでいた恋人の方が、あっさりと「オムライス」と注文を口にしていた。
フラットなケチャップライスの上に、こんもりとしたオムレツがのっかったスタイル。
お店の佇まいも、上に一文字に引かれているケチャップも、とても昔懐かしい感じなのに、このたまごが……! たまごが、ものすごく新しい。昔ながらのお店の一皿に、この表現もどうかと思うのだけれど。
何をどうしたら、こんなにふわふわのとろとろで焼けるのでしょう? というやわらかさ。
オムレツを真ん中からスプーンで割ってたまごを広げ、チキンライスを覆うようにして食べるのもおいしいし、このまま食べてもおいしい。
オムライスとしての一体感があるのは、圧倒的に開いて食べる方にもかかわらず、あまりにたまごがふるふるしていて、そのままでも何口か食べてしまった。
中学生のときにやっていた『ランチの女王』の影響で、お昼においしいオムライスが食べられる人生は、それだけで上等だと思って生きているのだけれど、このオムライスがお昼に食べられる人生は特上だと思う。おいしかったー。
レモンが浮かべられたジンジャーエールも、甘くてぴりっとしていて、正しく喫茶店の味がしてとてもおいしかった。
今まで食べた中とろふわ系のオムライスランキングでは、こちらがNo.1かなあ。
あまりに満ち足りたので、しばらくオムライスはいいや、と思ってしまったくらい。オムライスを食べたくないときなんて、今までなかったのに。
ちなみに、薄いたまごでくるんだオムライスはいまだに地元のものがNo.1で、よくよく思い返してみると、そちらも喫茶店のオムライスなのだった。
わたしの人生のオムライスは、いつも喫茶店にあるみたい。
真冬のパウダー旋風
新調したものは、生活必需品のほかにもいろいろ。なかでもコスメはいろいろちょうどこのタイミングで切れて、新しいものを使い始めた。
特にベースメイク系が軒並み切れたので、するっと一新。
迷ったけれど、「新しい年に気持ちが華やかになるものを」というテーマで、パッケージがかわいいものと気持ちが上がるブランドのものを2ついっぺんにおろした。
パッケージが目にうれしいのは、こちら。
ETVOSのミネラルUVパウダー。今はベーシックなデザインのものにリニューアルされている? みたい。
いつだか書いたDiorのピンク色のお粉を使い切って以来、もっぱらリキッドやらクリームやらで肌は仕上げることが多くて、パウダーを使うことのない日々だったのだけれど、コンシーラー+下地+これだけという軽さが意外に心地いい。
こちらもピンクがかった粉なので、ほんのり肌が紅潮して見えるベールがうっすら張られる感じ。
まっしろなパフにぱきっとした黄色のリボンの持ち手がかわいくて、このハッピーな配色が見たくてついつい手に取ってしまう。
一応UVパウダーなので冬におろすのもなんだけれど……と思いながらも、今使っている下地のSPFが夏より低いのでいいかな! ということにした。
ふんわり軽い付け心地でもちがめちゃくちゃいいというわけではないけれど、落ち方がきれいなのでコンシーラーさえしっかりしておけば、なんとかなる。
とはいえ、こってりぴったり密着のジェルファンデーションを使っていた時期が長かったので、なんだかその軽さにそわそわし、今のところ休日に使うことの方が多いのも事実。
それにしても、このパッケージはすがすがしくて甘すぎず、にぎやかだけどうるさくなくて、なんだかとても気持ちにしっくりくる。
鏡の前にこのパウダーを見つけると、それだけでメイクするのがたのしくなるんだから現金だ。
そしてもうひとつ、こちらは手に取るたびに、すっと居住まいを正したくなるブランドのファンデーション。
ゲランのランジュリー・ドーボー。#01のBeige Pale。
それにしてもこの形! コンパクトに入ったファンデーションをおそらく5年ぶりくらいに使った。もっとかな? 最後に使ったパウダーファンデって、もしかして大学生のときのレブロン以来かもしれない。
仕上がり等々の好き嫌いではなく、単純に、ぜったいに下地をつけないといけないのがめんどくさくて。
クリームやリキッドの種類が増えてからはもっぱらそれでお茶を濁したりしていて、BB・CCクリームの性能が上がったら、あっという間にパウダーから離れてしまった。
でも、ひさしぶりにつかってみて思うのは、パウダーだと「大人の肌」になるなあということ。きちんとしてちょっと硬派に見えるので、シャツが着たくなる仕上がり。
そして、コンパクトを片手に肌を仕上げるのは、思っていたよりもだんぜん「お化粧ごっこ」ぽくてたのしい。
たぶん子どものころ、発表会やらお祭りやらでしてもらったメイクの記憶だろう。大人になったらわたしも毎日、おしろいというものをするんだ! とわくわくしていたときの気持ちがよみがえる。
そして、高校生の頃、こちらの香水にそれは熱心に憧れていたので、ゲランはいまだに手にすると心踊るロゴのひとつ。
ちなみに、どちらの場合も下地はこちらを使っている。
アルビオンのドレストモイスチュアシフォンプライマー。ピンク系なので、そもそもこの下地が、夏より血色の悪い秋冬の方が似合うと思う。
肌の調子がいいときはこれ1本でいけそうなくらいなのだけれど、あんまりコスパはよくないのでリピートするかは考え中。それにせっかくアルビオンに行くなら、下地不要でOKの使ってみたいファンデーションもたくさんあるし。
ところで、昨年後半は使っていたんだっけ……という肝心なことを度忘れしてしまった。
11月から12月、11月のMy Little Boxに入っていたアナスイのプロテクティブBBクリームのサンプルを使っていたのは覚えているのだけれど。
そうそう。忙しくて、写真すら取り忘れていたけれど、これがすごくよくて! ほんとうに1本でするっとすべての粗がかくれてドーリィになる。これはぜひ現品を買おう! と思っていたのだけれど、なかなか店舗へ行けず……。
春一番が吹くまではこのパウダー布陣で行こうかな、と思っている。
新しく調える
新年。どたばたしているような、それでいてゆっくりしているような奇妙なスピード感での滑り出し。
もうそろそろ元旦に大きな目標を立てることも、ぴかぴかの気持ちにするりと変わることもなくなってきたけれど、今年は考える前に動いてみることに。年も変わるし、ということで少しずついろんなものを切り替えてみた。
まずは、ちいさなものから。
昨年末、さむいさむいと叫びながらお風呂場に入ったときに、度重なる柔軟剤によって延命措置を取られていたバスタオルのそっけなさに突然寿命を感じ、ようやく新調することにした。
顔も拭く小さなタオルはけっこうなスパンで買い替える(あるいは買い足している)のに、バスタオルは学生の最後くらいから使っているものがあまりに使い勝手がよく、ずっとそれだけを使い続けていた。
こうして改めて年数を数えてみるとびっくり!
同じものを平日の枚数分持っていて、がんばって2日に1回は洗濯機を回す日々をこの5年ほど送っていたので、特に買い替える必要も買い足す必要も感じていなかったのだけれど、さすがにちょっとふわふわさがなくなってきた。
それなら新年に向けて買い換えよう! と、さすがに思ったわけである。
ただ、こういうものは、一度気になりだすと気になるもので、結局、我慢できず年末にネイビーを買い、何回か洗濯して使ってみても使い心地がよく、年が明けてからオフホワイトを買い足した。
ネイビーは写真よりぐっと深みのある色で、新鮮で素敵。このバスタオルはどれくらい使うことになるかなあ。
更に小さいものだと、ヘアゴムも新しい年用に用意したもののひとつ。
何か消耗品でお買い得なものがないかな、とかなり久々に入ったFOREVER21で、レジの近くに置いてあるのをみつけ即決。
落ち着いた色味でいろんな色が少しずつほしかったので、シャンパンゴールドからブラックへのグラデーションが2本ずつセットされたこちらはかなり理想。
これだけ入って200円くらいだったので、ファストファッションブランドってほんとうにえらい! 同じくレジを待っている途中においてあったふわふわのルームソックスも買って帰った。
それにしてもこういうベーシックなヘアゴムって、なんで減るんだろう……。
毎回なくなるのは危惧していて、ベッドサイドかお風呂場に場所を設けてちゃんと置いているはずなのに、必ずだんだんなくなっていく。
なくなってもいいか、と思えてしまうお値段ではあるのだけれど。
新調したものの最後は、日記帳である。
昨年買った3年日記はもちろん続けるつもりだけれど、ここ数年はMy Little Boxに入っている手帳を日記がわりに使うことにしていて、今年もたのしみに待っていた。
去年はすがすがしい淡さのブルー。今年はちょっと大人なツートンカラー。
日付がフリーの「タイムレスプランナー」というコンセプトで、毎週デザインが違うし書き込める内容も違うという、これまでとは趣向のちがったデザインみたい。
しっかりしたブック型なのは今年も同じで、触っているとうれしくなる。
目標らしい目標は立てないと決めていたけれど、2週目の項目に早速To Do Listがあり、いくつか明確で少し無理をすればできそうな目標も立ててみた。リストづくりってなんでこんなにたのしいのかなー。
いろんなものを新しくしながら、子どもの頃は、新年に向けていろんなものを準備していたことを思い出した。
やっぱり大掃除というイベントは偉大である。
上京してからずっとやってなかったこの年末の一大イベントに、実は今年ようやく少しだけ手を出して、そうしたら急にいろんなものを切り替えたくなってきた。何を残し、何を増やすのかはやっぱり「捨てる」という選択肢がないとなかなか見えてこない。
もっとも、わたしはSATCのサマンサたちよろしく、ソファーに座って映画を観ながら「それは残す!」「それは捨てる!」とおおむね札を出していただけだけれど。
今年は生活能力を上げる、という目標も追加で立てておいた方がよさそうだ。
HAPPY NEW YEAR 2017
2017年。あけましておめでとうございます。
だんだん西暦の数字が現実感を失っていく……大人になるってふしぎだなあ、と未だに思ってるのに、もう子どもの目で見ていた数字から遥か遠い。
去年はともかくめまぐるしくて、一年のまとめの記事も書けないまま。ただ、年末年始バタバタしていたかというと、実はそうでもないのだけれど。
なんというか、台風の目みたいに瞬間的に静かだった年末年始。
こちらでゆっくりして、でも帰省もきっちりして、今日は東京でのんびり紅茶を淹れてクッキーをかじったりしている。
ノンストップだった2016年を最後に取り返すみたいに、毎日お昼前までたっぷり寝て、そのときどきにいちばん食べたいものを食べ、ひさびさにTVもたくさん観た一週間だった。
今日も、夕ごはんにもやしをたっぷり2玉使ったジンギスカンをビールといっしょに食べながら、録画していた『笑ってはいけない』を観た。
年越しは紅白派なので、実は今までまったく観たことがなくて、でもやっぱり今年も紅白が気になって。年明けにだらだら見ようと、録っておいたのだ。ちょっと痛そうなとこは逃げつつだけれど、たのしく観ている。
松下由樹さんが出てきて『ココリコミラクルタイム』で育った年代なので、とってもテンションが上がった! 方言バトル、好きだったなー。
どうやらまだ半分も観られてないみたいなので、残りは三連休にしよう。
それにしても、すごく久しぶりにCMを見たなあ。それから番宣も! バラエティをたくさん見るのって、なんだかすごくお正月っぽい。
録画とHuluやAmazonプライムビデオでいろんなものを早回しで見た2016年だけど、こうして早送りもCMスキップもせずにだらだら見るTVって面白い。コタツはないのに、なぜかみかんが食べたくなる。
静かなお正月らしく、久々にのんびり読書も。
今年の1冊目は、『龍の館の秘密』に。
シリーズ2作目と3作目を去年買って、ずっと積読になっていたミステリ。ちなみに1作目は店頭に並んでおらず、まだ積読にすらなっていない。これは2作目の方。
巻き込まれ型だけど芯があってぶれない主人公と、中身が超江戸っ子な宝塚顔負けの美形ハンサム女子、そして世界に「お知り合い」と「お友だち」ばかりの超絶お嬢様の三人娘+隣に越してきた謎の青年が活躍する青春ミステリ。
ぱらぱらと数ページめくってみて、その甘やかな少女小説ちっくな筆致に、これはもう紅茶を淹れてクッキーをかじりながら読むならこれですね、という気がした。
凸凹女子キャラが3人出てくるお話は、どうしたってもう好きなのだ。
子どもの頃、どきどきしてミステリを読み始めたときのことを思い出す懐かしさ。そういえば、赤川次郎さんの悪魔シリーズ、新刊出てるのかなあ。
厳密には最初の1冊は、飛行機の中Kindleで読んでいた恩田陸さんの『MAZE』なのだけれど、読了はこちらの方が早かったので、今年はこちらをスタートに。
去年は珍しくあまりミステリを読まずに終わってしまった一年だったので、今年はわしわし読みたいな、と思っている。
それにしても、インスタを眺めていると、今度書こう~と思って書いてないことが既に三年前のことだったり。
やり残したことは書き残し意外にもたくさんあるけれど、でも昨年はほんとうにめまぐるしくて、無事に一年を生き抜いただけでも上等じゃないの、と言う気もしている。
そういえば上京してはじめて、ばたばたしすぎてタリーズでアイリッシュラテも飲まないまま年を越してしまった。
でもその代わり、今年の年末にはじめてしたこともたくさんあって。プラスとマイナスを繰り返しながら、プラスが勝って終わればそれでいい。今年もいい一年になりますように!
完璧なグラデーション
さて、おやすみだ!
今日は朝、すごくうれしいお知らせで目が覚めたので、とても気分がいい。
11時頃、昨晩ぐったりと倒れ込んだベッドで、起きるかどうか迷いながら開いたiPhoneの画面を見て、即起き上がることを決定。
引っ越して数日は朝ドラを観ていたのがもはや嘘のように、最近余裕のない朝が多く、めっきりTVをつける機会が減ってきたけれど、土曜日の朝だけはTBSをつける。『王様のブランチ』を観るのだ。
わかりやすく休日のテンションになる華やかさで、でもうるさくなくて好き。谷原さんになってから声のトーンも心地よくて、土曜日はTVをつけたくなる。
そして、TVから流れる「今日は久しぶりにきれいな晴れでしょう」という天気予報を聞くまでもなく、リビングにはカーテンの隙間からいつになく強気な太陽の光が差し込んでいるのだった。
たまっていた洗濯ものを回して、書斎以外のすべての部屋をきっちり片付けて、とやっていたら、玄関のピンポンが。
(上から順に)
#shortcake #cupcake #strawberry lemonade #ruby grapefruit #raspberry sorbet
注文していたstilaのリップグレイズが届いたのだ。
はいいのだけれど、開けてびっくり……!1本ずつ頼んだつもりのstilaのリップグレイズが、なんとそれぞれ2本セットだったことが判明。
セールで値段が下がってたからと、よく確認しないままポチっていたのでおどろいた……!
でも、このグロスははじめて使ったときから変わらず大好きなのに、わたしがコスメにはまった時期には既に日本撤退をしてしまっていて、海外に行ったときにしかなかなか買えずにいたものなので、まあいいかな……!
リップグレイズのいちばんいいところは、グロスのわりにしっかり発色すること。
それから、ダイヤル式になっていて、使うたびにカチカチと回す手ごたえが、秘密道具っぽくてなんだかたのしい。
10代の頃に憧れたコスメというブーストもかかって、たぶんずっといちばん好きなグロスだと思う。
とはいえ、「思っていたより少なかった」よりはもちろんいいのだけれど、ものをストックするという発想のないわたしには、ちょっとビビる数のグロスである。
たくさん使おうー。
ちなみに、今回はめずらしく、ベージュからピンクのグラデーションを購入。
これまでは、以前書いた*1#Strawberryみたいにクリアなレッドが多かったので、ちょっと新鮮なラインナップ。
YSLのティントを試して以来、俄然、ピンクの気分だったのだ。
透けるのにしっかりこれ1本で発色する赤も、やっぱり改めて見るとすごくかわいいのだけれど!
もともと5本の内、2本はプレゼントにする予定だったので、全色自分でも試せれるのはうれしい。
プレゼントする色は実際に見て選んでもらったら、予想通り、いちばん淡くてベージュに近い#shortcakeと、この中では唯一のラメ入りの#ruby grapefruiteが1本ずつ減った。
ラメ入りは特にかわいかったので、わたしも思いがけずついてきたもう1本の方を使ってみよう。たのしみ!
はじめて持つ色のグロスで、この中ではいちばん楽しみにしていた#raspberry sorbetも、思っていた通りの色味で大満足。
誰にでも似合ってかわいくなりそうなピンクは#cupcakeで、これは妹にでもあげようかなあ。
うん、今日は完璧だ。一瞬びっくりした気持ちが、ずらりと並べる内にだんだんとグラデーションのように盛り上がっていく。
というところまで書いて、AM1時に。無理をせずにベッドに入って就寝。
のんびり始まった朝から、久しぶりにバスに乗っておでかけをした午後、そしてたっぷり遊んで眠った夜……とだんだんしあわせが濃くなった1日だった。
だから土曜日って好きなんだなー、としみじみ思う久々にいい土曜日は、もちろんしあわせな日曜日を連れてくる。